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独裁国家の洗脳手段

2012年02月08日

【新唐人日本2012年2月9日付ニュース】北朝鮮では新しい指導者金正恩氏の偶像化が大々的に行われていますが、最近、故金日成主席の“偉大な業績”も持ち出され、盛んに報道されているそうです。留学生によると、当局の国民に対する洗脳はあからさまに行われ、歴史書物には“人類の起源は朝鮮半島”と堂々と書いてあるそうです。

北朝鮮当局は、金正恩氏を“党と人民の最高指導者”と讃え、1月8日の誕生日には、軍事戦略の才能を讃える記録映画を放映。

先日、中国メディアは中国人留学生が北朝鮮で発見した不思議な事を報道。例えば、北朝鮮の歴史書物には“人類の起源は朝鮮半島から”と書かれ、テレビ番組では、地下道戦や地雷戦の戦術は故金日成主席の発明だと報道。

去年北朝鮮に留学した趙さんが“希望の声”国際ラジオの取材を受けました。趙さんによると、北朝鮮の学生は海外に対する意見を聞かれると、すぐ話題をそらすそうです。

中国の作家・荆楚さんは、この現象は中国の文化大革命時と同じで、洗脳および白色テロの結果だと指摘します。

作家 荆楚さん (音源:希望の声ラジオ)
「長期洗脳の結果で高圧テロの結果でもあります。真実が言えないので、言ったら命が危ないからです。中国の文革時も同じで、一言間違うと頭が吹き飛ばされます。新聞報道も多かったです。農民はわからないので、毛主席像のある新聞紙でお尻を拭いたことで銃殺された人もいます。中国全土でこのような事例は多くありましたが、隠されているだけです」

趙さんによると、北朝鮮の学生は国民の幸せは全て偉大な指導者が与えたもので、貧困は米帝国主義によるものだと主張。平壌の随所に、“米帝国主義を打倒しよう”、“団結して祖国をまもろう”などのスローガンが書かれていたといいます。

荆楚さんは、北朝鮮は中国共産党同様、アメリカを仮想敵国に仕立て上げ、国民の思想をコントロールすると指摘します。いずれも内部危機から国民の視線をそらすためだと指摘します。

作家 荆楚さん
「1979年のベトナム戦争は国民の視線をそらすためでした。おかげで数十万人が白骨となりました。このような政治体制は恐ろしいもので、悪魔なのです。毛沢東の時代の洗脳も同じです。この専制制度は極めて邪悪なのです」

また、権力の独占によってもたらされる利益を守るため、中国共産党当局は民衆に対する洗脳に決して手を緩めないとも指摘します。

大紀元の社説『九評共産党』の第8評“中国共産党の邪教的本質”には、こう書かれています。“共産党がコントロールしている範囲内で、人々は共産党を拒否する権利がないばかりでなく、共産党 の指導と共産党を養う義務を押し付けられた。また、彼らは常に党の暴力に脅迫され、邪教的な洗脳を受けざるを得ない。共産党は中国で、全国民に 邪教を信じることと邪教を養うことを強要しており、これはこの世で類を見ないもので、全世界でも特殊な存在である。”

作家の林輝さんは、文章にこう綴りました。“毛沢東の死去で、文革が終焉を向え、「毛沢東語録」は人々によってゴミ箱に入れられた。しかし、鄧小平をはじめとする中国共産党は、毛沢東を全面的に否定はできなかった。毛沢東が残した害毒は未だに中国人に危害を及ぼし、中国人は依然暴政の下で暮らしている。”

新唐人テレビがお伝えしました。


 

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