【新唐人日本2012年2月10日付ニュース】チベット地区でまたもや焼身自殺による抗議があり、二人が死亡、1人が重傷を負いました。チベット亡命政府はイギリスメディアに対し、当局はチベットに対する更なる鎮圧をもくろんでいると示しました。8日、各地ではキャンドル集会が行われ、チベット人にエールを送りました。
画面から分かるように、ラサの街中に黒い制服姿の警官や全身武装の軍隊の姿が見えます。食堂で食事する時も、全身武装の軍隊による身分証の検査があるそうです。チベット亡命政府のロブサン ・センゲ首相は“フィナンシャルタイムズ”に対し、中国当局はチベット地区に大量の兵力を増派していると示しました。
ダライラマ宗教基金会理事長 ダワ・ツェリィン氏
「チベット情勢は悪化の一途です、ますます状況が厳しくなっています。チベット地区の抗議者や不満を持つ者には、中共政府は一向に抗議するほど厳しく鎮圧します。今 大量の軍や警官が進駐しています。特に軍隊、チベットは今戦場のようです」
旧暦新年期間中、四川省のガンゼチベット族自治州ではチベット人のデモ隊に当局が発砲し、少なくとも11人が死亡。近日、色達県で、チベット人3人が焼身自殺を図りました。
ダライラマ宗教基金会理事長 ダワ・ツェリィン氏
「うち 30歳と60歳の二人が死亡し、もう1人は当局に連行され、死活もわかっていません。見て分かるように、当局の最初の動きは情報の封鎖です。すべての連絡手段を遮断し、外部からの進入を禁止します。明らかに知られては困る事をしています」
また、国際メディアには中国当局の暴行を暴露して欲しいと呼びかけます。世界にチベット地区の真相を伝え、チベット人を声援して欲しいと訴えると同時に、国際組織による独立調査を望んでいます。
新唐人テレビがお伝えしました。