【新唐人日本2012年2月19日付ニュース】
ある農民工の鉄道省宛の手紙
温州都市報がある農民工が鉄道省に宛てた手紙を掲載、手紙にはこう書かれている。「鉄道省の皆様、私は黄慶紅といい、重慶出身で、温州で働いています。
今日切符を買うため4回駅に行きました。運試しのつもりでも切符は依然ありません。窓口の職員によると、切符が出たとたんネット上で売り切れ、窓口の分はないとの事です。鉄道省は人々が窓口で押し合うのを防ぐため、ネット購入を導入したのでしょう。
今窓口の列は確かに短くなり、あなた方の圧力も軽減し、早めに退社できるでしょう。でも私たちは以前は徹夜で並んだら、一縷の希望はあったが、今は何もない。考えるほど怒りがこみ上げてきて、罵りたいほどです。『鉄道省の馬鹿野郎!』
今働いている温州の工場では40数人の同僚が皆パソコンオンチ、ボスが同情して代わりに、ネット購入にチャレンジ、しかしどうやっても、ログインできないか、或いは切符がないのです。切符を買うには、クレジットカードが要るそうです。
我々は出稼ぎ族なので、そんなものはわかりません。鉄道省の幹部の皆さんは毎日ネットに接続し、買いたいものを買うでしょうが、我々は無理です。毎日食べる事で悩んでいます。電話での購入も試しました。時間があれば電話をかけますが、なかなか かかりません。40数人の同僚のうち、たった一人が何日もかけてやっと切符一枚を買う事ができ、嬉しくてたまりません。我々は羨むしかありません。切符購入が宝くじに当たるような確率です。
前までは『春運』時は並ぶだけでした。早めに来るとチャンスがあったので、体力勝負でした。なので、早朝に来て並んでいました。今年は違います、ネット購入は複雑すぎて、現実離れしています。これはあまりにも不公平です。我々には切符購入の資格もなくなりました。
あなた方は『簡単だからパソコンを学びなさい』と言うでしょうが、我々のように朝から晩まで働く人にとって、学ぶ時間などありますか?パソコンなど買えますか?
温州に来て10数年、二年毎に家に帰りますが、帰省の切符購入は辛すぎます。娘は今年6歳になりますが、長く会っていません。背は伸びたかどうか?字をどれくらい覚えたのだろうか?
帰省の鉄道切符は190元、バスだと560元です。バスには乗りたくないです。何百元も高いからです。普段は娘のためにもケチっています。差額を娘のために使った方がいいでしょう。
毎年の切符購入は農民工にとっては苦痛でしたが、今年はその苦痛さえありません。あなた方は空調の効いた部屋の中で、ソファに座ってタバコを吸いお茶を飲んだりして、ネット購入を考案しましたが、我々の生活の事を考えた事ありますか?切符購入の苦痛を味わった事ありますか?数十時間立ちっぱなしの立ち席すらない。あるのは不平不満だけで、発散する処もありません。」
刑務所に入る可能性の方が高い
ネットにこんな笑い話が掲載された。某市の官僚たちが討論を展開した。「学校条件を改善すべきか刑務所の条件を改善すべきか」と熱く盛り上がり、各自が意見を述べた。最後、書記の一言が皆を目覚ませた。「皆さんは今後学校に戻る可能性が高いのか、それとも刑務所に入る可能性が高いのか」
そして 、全員一致で通過した。「刑務所の条件を改善すべき」