【新唐人日本2012年3月10日付ニュース】ニューヨークの国連本部ビル前では、チベット人3人がハンガーストライキを行っています。チベット新年から始まって、すでに15日を過ぎました。国連には中国当局に圧力を加え、チベット人に対する迫害をやめるよう求めています。結果が出るまでは、命を犠牲にしてもハンストを続けると、固い決意を示しています。
3月7日、チベット新年から始まったハンストが15日目を迎えました。チベット青年会の議長は、共産党当局のチベットに対する弾圧がエスカレートするにつれ、ますます多くのチベット人が命を失っていく現状から、ハンストはやむをえない方法であると示します。
チベット青年会議 Tsewang Rigzin議長
「過去三日間で、チベットでは3件の焼身自殺が発生し、今年だけでも13件発生しました。驚きの数字です」
ハンガーストライキを行っている3人のチベット人は、15日目に入り、体重がそれぞれ6キロから10キロ減りました。議長によると、3人はすでに著しく衰弱しています。
チベット青年会議 Tsewang Rigzin議長
「他に方法がなければ、彼らは続けていく決心です。国連には回答も求めています。このチベット人3人の訴えに対し、何かが起きたときは、国連は責任を持たなければなりません」
チベット人らは、国連に五つの事を訴えています。
チベット青年会議 Tsewang Rigzin議長
「国連に訴えるのは独立調査団を派遣し、中国に圧力を加えて、チベットに対する軍事統制を終わらせる。国際メディアのチベット進駐を認める。全ての政治犯を釈放する。チベットでの愛国主義教育をやめる」
ハンストに参加した青年は、佛家の精神に基き、自らの貴い命を投げ打ってハンストを最後までやり遂げると示しました。また、同じく共産党に抑圧されている漢民族も、自由のために一緒に立ち上がるよう呼びかけます。
議長によると、すでに多くの市民がハンストを声援し、国連に電話やファックスを流したそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
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