【新唐人日本2012年4月28日付ニュース】薄煕来の更迭と共に、周永康の政変計画が水面上に浮上し、胡錦涛主席の調査の手はすでに周永康にまで回っていると伝えられています。2014年の政権奪取を目指して、周永康と薄煕来はメディアやインターネット、学者などを利用して、大規模な宣伝活動を展開。本日は解析シリーズのメディア篇です。
評論家 趙培
「マスコミは周・薄が最も力を入れている領域です。この領域で彼らは百度やグレート・ファイヤーウォールを利用し、左派文人や『五毛党』江沢民系傘下のメディアを買収し、舞台で踊らせていました。目的は二つです。一つは薄煕来を持ち上げる、もう一つは胡錦涛と習近平に泥を塗る事です。
薄煕来は女性と金銭で『ネット封鎖の父』と呼ばれる北京郵電大学の方濱興学長を買収、方学長は見返りとしてネットの監視を利用して、中共の常務委9人のネット電話やメールなどの機密情報を窃取しました。
大紀元の報道によると2009年薄煕来は紅楼ホテルで、百度の李彦宏総裁と密談し、Googleを中国から追い出すと約束、その代わり、百度には重慶の指示に従い、海外の江沢民系メディアの
習・胡・温に泥を塗る報道を解禁するのが条件です。後にGoogleが低俗な情報を発信したとして、中傷されたのはこのためです。
薄煕来は思想コントロールのため、2008年より密かにネット上の『五毛』や左派文人を買収しました。ネット上には買収された200人余が載っています。例えば 北京大学の教授・孔慶東。彼は薄から100万元の経費を受け取り、薄を讃えはじめます。北京大学の学長や左派文人の司馬南、『烏有之郷』の張宏良もそうです。
中国では重慶の新聞以外にも『中国青年報』が薄煕来を持ち上げ、海外では『フェニックスTV』や
『大公報』や『聯合早報』がそれです。薄は『聯合早報』に毎年数千万元を渡し、自分を宣伝させたそうです。『聯合早報』は『重慶チャンネル』と設け、薄煕来の宣伝を行いました。『大公報』は重慶の歌手を招いて、香港で革命歌コンサートを開きました。『フェニックスTV』は重慶コラム以外にも劉長楽総裁自らチームを連れ重慶に赴き、薄煕来の宣伝に精を出しました。
海外のメディアを抱き込むため、2011年重慶で『6回中国語メディア論壇』を開催、300社余の海外中国語メディアを招き、各省の海外業務幹部や100社余の中国国内メディアなどから総勢600人が参加しました。
胡錦涛は薄煕来の解任後、メディア界の薄勢力清算に着手しています。方濱興はすでに行方不明になり、調査を受けているのは司馬南や孔慶東です。『大公報』の姜在忠社長など左派サイト『烏有之郷』も閉鎖され、海外では薄・周に買収された中国語メディアが相次ぎ停刊や人員削減を行っています」
www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/04/25/atext691899.html.(中国語)