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【禁言ブログ】美しい未来は来るのか

2012年05月19日

 【新唐人日本2012年5月19日付ニュース】よく「明日はもっと美しい」と言うが、しかし、多くの有識者は中国には果たして美しい未来が来るのかと疑問に思っている。財新網に掲載された文章がこの心配を語った。

 
文章によると、最近中国メディアが行った『最優秀環境報道』表彰式で、ある英国記者が質問した。『中国はすでに環境悪化の頂点に来ているのではないか』。楽観的に思う人は誰もいない。中国の環境悪化の傾向は改善されていない。
 
この記者がまた質問した、『10年後頂点に達すると思う人は?』今回は数人が手を挙げた。ほとんどの人は最後の答えを選んだ。『十年後、中国の汚染の巨大列車はまだ終点に着いていない』。文章はまたこう綴る。あまり深く考えなくても、この結論が得られる。自分の周りを見てみるとわかる。都市の大気汚染は日に日に悪化し、首都のあの有名な清河でさえ、依然異臭が充満している。危険な食品や薬品は次々姿を変えて現れる。ちょっと前は痩肉精だったのが、今は毒カプセルになっている。これだけ広い中国に、安心して口にできる物はない。各地では工業汚染に対する抗議が後を絶たない。
 
数年前の政府のデータでは、環境問題に対する政府への苦情は1650回/日、毎年30%増の勢いで増加。マクロ的に見ると、もっと失望させられる。偏った発展モデルは変わらず、相変わらずGDP至上主義の、資源略奪式の、環境破壊式の民衆が損害を蒙る発展方式で、依然邁進している。趨勢から見ても変わりはほとんどない。
 
環境活動家の馮永峰氏は「過去10年間で、最も重大な事件の一つが長江のイルカの絶滅だ」と言った。中国では、我々のこの時代は数千万年生息してきた多くの他の生命の末日となった。更には力尽くしで、他の種を絶滅させ、森林を壊滅させ、水資源や海洋を汚染させ、土壌を破壊し、更には人体にまで害を与えている。
 
文章は最後にこう綴った。「我々は何をもって、明日はもっと良くなると信じるのか?確信できるのは今すぐ変えなければ、我々の明日はもっとひどくなるだけだ」
 
 

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