【新唐人2010年5月3日付ニュース】香港で5月2日、普通選挙の実施を求める大規模なデモが行われました。焼け付くような日差しのもと、3000名あまりが参加。香港の民主化を妨げる共産党当局への不満や普通選挙の実施を求める声が聞かれました。
5月2日の午後3時、香港島のビクトリアパークに参加者が集合。民主派の議員のほか、民主党の元重鎮、司徒華(しとわ)氏も駆けつけました。デモの主催者は(※訳注、民主的な選挙をめざし民間団体が結集した終極普通選挙連盟を指す)「政府法案は受け入れられない、早く普通選挙を実施してほしい」と述べます。
終極普通選挙連盟・招集者 馮偉華
「私が思うに、この法案は民主の理想を実践できません。迅速な普通選挙を求め、こんな滅茶苦茶な法案は拒否します」
民意を軽く見ないよう、当局に訴えます。
終極普通選挙連盟・副招集者 蔡耀昌
「政府がもしわずか3~4票で無理やり法案を通して、問題解決できると思っているのなら、この危機を甘く見すぎています」
デモ隊は午後3時半に出発し、銅鑼湾(トンローワン)の湾仔(ワンジャイ)を通り、政府ビルに向かいました。
主催者は、普通選挙を勝ち取る思いを表すため白い服を着て参加するよう、市民に呼びかけました。
また、香港の民主化を妨げる共産党当局への不満も聞かれます。
香港市民 冼さん
「黒幕は共産党です。実権は共産党が握っているからです。曽蔭権ではありません。簡単なことです」
香港市民 張さん
「共産党が恐れるのは香港の真の民主化です。なぜなら、多くの政治の既得権益者は民主を支持しないからです」
午後5時半ごろ、デモ隊は次々と政府ビルに到着し、陳情書を手渡しました。主催者によると3300名が今回のデモに参加しました。
新唐人記者が香港よりお伝えしました。





















