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中国家庭資産は米国より21%多い?

2012年07月13日
【新唐人2012年7月13日付ニュース】近日、中国西南財経大学が“2012年中国家庭金融調査報告書”を発表。それによると、中国家庭の総資産はアメリカを21%も超えているそうです。一方、専門家は中国の庶民は苦しい生活を強いられ、不動産も所有権はなく、使用権しかないと指摘します。
 
中国西南財経大学の中国家庭金融調査および研究センターが最近、中国家庭の総資産はアメリカより21%多いと発表し、物議を醸しています。
 
北京学者 陳永苗さん
「中国の所謂統計はバブルです。中国人がこんなに豊かになったのは初めてだといいます。ではなぜあれだけの中国人が米国に移民するのでしょうか」
 
報告書の主要責任者の一人で、西南財経大学の教授・甘(かん)氏は学界の疑問に対し、これは中国の人口がアメリカより多く、中国の不動産価格が高いのが原因だと説明しました。一方、アメリカサウスカロライナ大学の謝田(しゃでん)教授は、違う見方を示します。アメリカでは不動産を個人が所有できますが、中国では数十年の使用権しかないと指摘します。
 
サウスカロライナ大学 謝田教授
「中国の不動産は所有権は政府が持ち、住宅を買っても使用権しかなく、所有はできません。中国には所有権はなく、購入するのは70年の使用権です。住宅を所有しているとは言えません」
 
また、中国の不動産業界は未だに深刻なバブルが続いているため、売れ残りの住宅は非常に多く、一旦バブルが崩壊した場合、大量の不良債権は銀行の破綻を招く恐れもあると指摘します。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)
 

 

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