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「南方都市報」が死体工場2社を取材

2012年08月24日
【新唐人2012年8月25日付ニュース】新唐人テレビが立て続けに大連の死体工場に関する情報を報道してから、“死体工場”は連日中国のネット上でホットな話題となり、これらの死体の出所に焦点が集まっています。大胆な報道で有名な中国の“南方都市報”がこの頃、死体工場の二大大手“大連鴻峰公司”とハーゲンス公司を取材し、この二社はかつてのパートナーから今は競争相手に変わったと報じました。一方、時事評論家・横河さんは二社の因縁関係が問題ではなく、死体の出所こそ問題の核心だと指摘します。
 
 “南方都市報”は22日の報道で、先ずアメリカのプレミア・エキシビション社の4年前の免責声明に触れました。この声明はニューヨーク州検察総長の要求の下で作られ、死体は中国の警察当局から提供されたもので、死体が刑務所からなのかどうかは独自で検証できないとしました。
 
このプレミア社のパートナーは、大連鴻峰公司の総経理・鴻錦氏で、死体標本を最初に始めたナチスの後裔ハーゲンス氏の競争相手でもあります。
 
南方都市報は8月17日、20日、21日の三回に分けて、面談、電話取材、メールなどで鴻錦氏とハーゲンス社の広報責任者に取材を行いました。
 
しかし、鴻錦氏の話はプレミア社が免責声明で言及した“死体は中国の警察から”とは矛盾し、彼らが使用したのは“引き取り手のない死体”だと主張しています。
 
一方、ハーゲンス社の広報責任者は、彼らの死体の多くはドイツと北米のドナーからだと示しました。
 
時事評論家の横河さんは、この報道は死体工場の最も肝心な問題に触れていないと指摘します。
 
時事評論家 横河さん
「全ての論争の焦点が人体標本の死体の出所に集中しているのに対し、この報道ではこの最も根本的な問題に触れていません。報道は二社の争いと争いの原因だけを取り上げ、死体の出所、この最も重要な要素は避けました」
 
鴻錦(ずいこうきん)氏は、使用したのは引き取り手のない死体で、医科大学の解剖済みの死体だと示しました。
 
時事評論家 横河さん
「医科大学の解剖済み死体だとすれば、人体標本は作れません。解剖済みだと、身体パーツが足りないのです。しかも多くのパーツが使用済みだともう使えません。だから 使用した死体は必ず医科大学で使われていない死体です」
 
では、大連鴻峰公司の死体が医科大学からでないとすると、死体の出所は依然なぞのままです。
 
時事評論家 横河さん
「この種の会社が行っている事に対し、人体標本の出所に対し、他の人が疑問を提起するのは当たり前です。彼らには説明する義務があります。死体の出所が信頼できるかどうか、合法的であるかどうかは質問した側の義務ではなく、質問された側の義務です」
 
現在、微博(ミニブログ)では大連の死体工場の話題が依然熱く議論されており、人々は真相を望んでいます。死体工場の設立時期が薄熙来の就任期間中だった事もあり、ネットユーザーはこう言っています。“薄さん、大連の10万体の死体標本はあなたの仕業なのか”
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)
 

 

 

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