【新唐人2010年5月13日付ニュース】四川大地震から二年となる5月12日、被災地の北川県は親族を悼む人でひしめきました。倒壊した学校の前にも親たちが供養に来ましたが、警察が厳しく見張っています。手抜き工事の究明を求め、政府に陳情しても、返事はありません。
12日、わが子を亡くした親たちが綿陽市政府に陳情。監視で身動きできない人もおり、集まったのは数十名のみでした。北川中学でわが子を亡くした尹(イン)さんは、「政府は訴えに耳を貸さない」と言います。
死亡生徒の親 尹さん
「警察が入らせてくれないので、入り口に立ち、子供の遺影を抱き、ただ、手抜き工事の究明を求めます」
同じく北川中学でわが子を亡くした汪(オウ)さんは、「親は政府に監視され、自由もない」と言います。
死亡生徒の親 汪さん
「朝、北川中学の校門前に紙銭を燃やしに行くと、政府の人間が我々から離れません」
同じくわが子を亡くした王さんによると、地元は親族を悼む人でいっぱいです。
死亡生徒の親 王さん
「人が多くて7、8万人くらい、学校にも多い。ここで遭難したことを後世にも覚えてほしい。世界中が支持しています」
報道によると、四川大地震では、手抜き工事により多くの学生が下敷きになり死亡。当局が昨年5月に発表した死亡者数は5335人で、リストは公表されていません。先日、北京に陳情に行った親たちは、地方政府に連れ戻されました。
新唐人記者がお送りしました。