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北京大学学生会が野田首相に公開書簡

2012年09月19日

 【新唐人2012年9月20日付ニュース】近日、中国北京大学の学生会と修士会が尖閣諸島問題をめぐり、日本の野田首相宛てに公開書簡を発表しました。しかし、この書簡は中国のネットユーザーから支持されるどころか、批判の言葉を浴びせられています。どういうことなのでしょうか。

 
北京大学学生会の公開書簡がなぜネットユーザーの反感を買ったのでしょうか。原因は簡単です。書簡の内容は“犠牲になるのも、血を流すのも辞さない”などといった文化大革命式の言葉が並べられ、共産党の暴力文化がにじみ出ているからです。これは民主精神の発祥に地であったあの北京大大学とはあまりにもかけ離れています。
 
あるネットユーザーがずばり指摘しました。“口調や言葉の並べ方が、人民日報と中央テレビのいわゆる専門家と瓜二つだ。北京大学はすでに死んだ。「中央第二党校」と名前を変えるべきだ”
 
こんな書き込みもあります。“北京大学学生会の文章は、まるでわが党の工作報告そのものだ。これほど創意に欠けているとは、北京大学の恥だ”
 
こんな嘆きもあります。“この手紙は外交部の教えをしっかり受継いだ。政界進出は決まりだな”
 
評論家の祝さんは、“この手紙からは学生や知識人として備えるべき穏やかさ、善意などが感じられない。他人に対する最低限の礼儀と尊重も見られない”と指摘しています。
 
あるネット文章はこう評価しています。“一流大学の社団組織として、学生が正常な心、正常な理性と判断力を持つように励ますのではなく、恨みを植えつけて「いつでも血を流し犠牲になる準備ができている」などと言いふらす。これはテロ組織とどこが違うのか?”
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 (翻訳/坂本 ナレーター/佐藤(マ) 映像編集/蒋)
 

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