【新唐人2012年10月2日付ニュース】9月18日、中国各地で行われた反日デモでは毛沢東を擁護する横断幕が多数見られましたが、横断幕の内容に異議を唱えた80歳代の年配者に対し、北京航空航天大学の教授がビンタを張り、ネット上で物議を醸しています。
9月18日、北京の反日デモで “毛主席、我々は貴方を偲んでいます”と書かれた横断幕に異議を唱えた80歳代の年配者に対して、北京航空航天大学の韓徳強教授がビンタを2回張りました。
事件後、韓氏は相手の老人を“売国奴”だと罵り、殴られて当たり前だと言い張りました。微博(ミニブログ)には“今後、デモでこのような売国奴に出くわしたらまた手を出す。法律を犯したとしても責任は負うが、絶対謝らない”と宣言しました。
韓氏の微博はネットユーザーらの顰蹙を買いました。あるユーザーは、“教養が全くない。中国の大学教授の品性はもう最低ライン以下だ。それでも自分に理があると言い張る”と非難しました。
元山東大学教授 孫文広さん
「韓徳強がなぜこれほど横暴なのか?彼は毛沢東の暴力革命思想の影響を長期にわたって受けているので、暴力的な性格になったのです」
9月28日、66歳の北京市民楊靖(ようせい)さんがネット上で、9月29日午前10時に北京市朝陽公園に来るよう韓氏に挑戦状を叩きつけました。
我々は韓徳強教授に数度電話連絡を試みましたが、毎回出るのは秘書室でした。
一方、楊さんは我々に対し、中国大陸では平等な対話が欠乏していると示します。韓氏には人間としての最低限のルールを守り、暴力行為に対し謝罪してほしいと述べます。
北京市民 楊靖さん
「老人を敬い、子供を愛するのは基本的な道徳ラインです。政法委員会は安定維持の名目で、多くの地方ではすでに武力を使い、発砲までしています。彼らいわゆる教授も異見者に対して、暴力を使い始めています。そうなると見たくない事件に益々近くなります」
韓氏と会う事で同じようにビンタを張られたらどうするかの質問に対し、楊さんは心の準備はできていると話します。
また、北京に来たばかりの年配者からも今回のことについて尋ねられたので、メッセージはきっと韓氏に届いているはずだと示しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)