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「皆で渡れば怖くない」中国式道路の渡り方

2012年10月17日
 
【新唐人2012年10月18日付ニュース】中国式道路の渡り方をご存知でしょうか。それは皆で群れを成して渡ってしまえば、赤信号なんて関係ありません。あるネットユーザーの書き込みから、中国独特のこの社会現象が一気に話題となっています。
 
中国メディアの報道によると、河北省石家庄の交差点では、1時間の間、実に600人が赤信号を無視して道路を渡っていたそうです。先頭に立つ人さえいれば、赤信号なんて関係ありません。
 
中国民衆 楊さん
「上海のような大都市でも同じです。私は青信号になるまで待ちますが、ほとんどの人は信号を無視して渡ります。赤信号を渡って車にぶつけられても、責任は車のほうが持たされます」
 
湖南省の夏(か)さんは、信号を守ったことで逆に笑われたそうです。歩行者が信号を無視しても罰されることはほとんどないため、このような行為が蔓延していると示します。
 
湖南省長沙市民 夏さん
「中国では多くの人が安全意識を全く持っていません。特に年配者は信号の事も、横断歩道が何のためのものなのかも分かっていません。歩行者の違反は罰金もありません」
 
中国の交通法によると、歩行者が赤信号を無視した場合、20元の罰金が課されます。しかし、交通警察に罰金を命じられても、ほとんどの人は払わないそうです。報道によると、交通警察が1時間のうちに40人余りに罰金を命じたものの、応じた人は12人だけだったそうです。
 
広東省深セン市民 魏さん
「違反できることはいいことです。そうして得をするからです。珍しいことでもありません。この国はこんなものです。国自体に規則がありませんから。規則違反は共産党に聞くべきでしょう。共産党さえ規則を守らないのに、庶民に守れと言っても、誰が守りますか」
 
またある市民は、中国の法律は名ばかりで、裁判所は需要に応じて判決を下し、官僚の汚職腐敗が責任を追及されるのもごくまれで、庶民が規則を守らないのは、上がゆがんでいるから仕方ない事だと嘆きます。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/蒋)
 
 

  

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