【新唐人2012年10月27日付ニュース】石原慎太郎東京都知事が25日、緊急記者会見を開き、都知事を辞任し、次期衆議院選挙に向けて新党結成の意向を表明。日本の政界を含む各界に激震が走っています。
歯に衣着せぬ石原氏の発言は、日本の経済界や政界から度々批判を受けていますが、国民からは圧倒的に支持されています。産経新聞とフジテレビが行った世論調査によると、半数以上の国民が石原新党に期待すると示し、6割以上が石原氏の実績を評価すると示したそうです。
また、東京都知事選では史上最高の308万票を獲得し、連続4期14年間、東京都の首長を務めました。その実績に対しては賛否両論があるものの、7割以上の都民が、銀行税の導入や職員の給与削減、福祉政策の見直しなどで、800億円の赤字を削減したことなどを評価しています。
25日の記者会見の会場は、メディア各社の記者で埋め尽くされました。
石原慎太郎東京都知事
「なんで辞めて、何をするのかということでしょうけども、私 14年間あしかけ、正確には13年と8カ月都知事を務めて参りました。日本の心臓部である東京の問題は日本全体の問題になる。東京のためだけではなくて、日本のためになる」
石原氏また、占領下に制定された現行憲法を“解決しなければならない主要矛盾”と指摘し、新しい憲法を作るべきだと訴えました。そのほか、官僚制の打破や新しい会計方法の導入、原発問題、日本経済の建て直しなどにも言及しました。
また、橋下徹大阪市長が率いる“日本維新の会”との連携にも意欲を見せました。保守派の連携により、日本の政界再編の起爆剤になる可能性があり、日本の経済界、教育界、メディアなどの各界に衝撃を与える可能性があると見られています。
25日、新宿駅前では号外か配布されました。ある都民は我々に対し、石原氏を支持し、更なる実績を作ることを期待していると話しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)