【新唐人2012年11月20日付ニュース】今年8月、蘭州の失業した元教師・陳平福さんがネット上に政府を批判する文章を発表したことで、「国家政権転覆煽動の罪」で起訴されました。最近 陳さんが以前発表した幾つかの文章を読んだので、一つご紹介します。彼の文章が国家政権転覆を煽動しているか、それとも中共独裁の暗黒さを暴露しているのか見てみましょう。文章はこう書いています。
「我々は無恥な政治家と文化宦官に長い間騙されすぎた。我々のような失業者は運命にあまりにも無残に翻弄されている。これは私が怠けているからではない、元々金持ちになるつもりもなく、ただ基本的な生活が保障され、簡素で正常な生活が送りたいだけだ。絶対多数の庶民同様私には特殊待遇を受ける運もなく、党と政府の関心を受けた事は一度もない。病気で九死に一生を遂げたのも父親と家族が助けてくれたお陰だ。多額の借金と失業に直面した私は蘭州の路上でバイオリンを引いた。善良な人たちが助けの手を差し伸べた。しかし、厚顔無恥な政府は路上で芸を売る事さえも不法だと言って禁止した。蘭州政府救助ステーションの暴徒はゴミを投げ捨てるかのように、私を囚人護送車に投げ入れ、警告した。「政府と対抗するなら殺してもいいんだぞ」。路上でバイオリンを引くのは生存のためだけであって、政府と対抗するつもりなどない。私は今年53歳だ。ちょっと前に殺された銭雲会も53歳だった。彼はもう生存のために奔走する必要はなくなった。しかし まだ生きている私は生きるためにもがかなくてはならない。
この世界は元々それほど冷酷無情ではなかった。私はここ数年、無数の善良な人に助けられた。事実が証明するように我々の民族は善良だ。私が路上で流浪していた数年間、無礼な個人はいなかった。私を辱めたのは政府機関のファッショの暴徒だけだった。冷酷無情なのはこの独裁制度下の官僚なのだ。この世界も決して複雑ではない、複雑なのは無恥な政治家の甘言と文化宦官のご機嫌とり理論だけだ。彼らが真相を覆い隠し、事実を顛倒し、民衆を愚かにさせ、水をかき混ぜ、濁している。抑圧された人は涙を流し、生死の間でもがきながら自然消滅し、この社会の犠牲品になる。我々を抑圧する人は国家の名義で人をいじめ、国家のいわゆる強大さを顕示する。この時代には真相を証明する文字が必要で、思想の啓蒙が必要で、多くの人々の覚醒が必要で、民族の運命に共に関心を払うことを必要としている」
(翻訳/坂本 映像編集/工)