【新唐人2012年12月2日付ニュース】25日、中国初の空母“遼寧”の艦載機“殲15”が発着艦試験に成功しました。その後、外国メディアが“殲15”の外観はロシアの“スホイ33”にそっくりだと指摘しました。さらには、空母の乗組員が戦闘機を誘導するポーズも米軍を模倣したものであると指摘。26日、共産党機関紙“人民日報”は社説を発表し、弁解を行いましたが、ネットユーザーの失笑を買っています。
“「殲15」は中国が独自に研究製作した初の艦載機で、独自の知的財産権である”。人民日報のこの宣言は、瞬く間にネットユーザーのからかいを招きました。
ネットユーザーによると、中国政府系の百度(バイドゥ)百科には、“「殲15」の原型は旧ソ連のスホイ設計局が「スホイ-27」の基礎の上に研究製作した艦載機「スホイ-33」である”と書かれているそうです。
これに対し、ネットユーザーがからかいます。“外国では武器の研究開発は科学研究部門が行うのに、中国の武器は諜報部門に頼っている”
艦載機のほか、空母の乗組員のポーズもなんと米軍空母の発艦ポーズと全く同じだそうです。ネットユーザーからは“江南(カンナム)スタイル”ならぬ“空母スタイル”だとからかわれています。
これに対しては、こんなあざけりが見られます。
“中国特色のある外交部の報道官ポーズを使うべきだ”
“アメリカの民主憲政はまねしないのに、こんなポーズはまねするのか”
さらに、ネットユーザーらは空母スタイルのポーズを真似た写真を次々と掲載し、ネット上を賑わせています。しかし、お惚けの中央テレビはこれを、“国家の強大さに対する人民の自信と誇りである”と解釈しています。
これにはネットユーザーも即反応を見せます。“面白いと思って見ていたのに、アナウンサーの最後の一言で噴きそうになった。「これはネットユーザーの創造力を体現しただけでなく、さらには人民群衆の祖国の強大さに対する誇りを物語っている」ってさ…”
また、こんな嘆きもあります。“共産党の洗脳はまさにあらゆる隙間を狙っている”。“本来楽しい事なのに、結局革命的模範劇にされてしまったじゃないか”
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)