【新唐人2010年7月1日付ニュース】中国東北部のある原始林、大興安嶺では、今、大規模な火災が発生しています。毎年、ここでは森林火災が起こりますが、毎回、地元住民は消火活動に借り出されるそうです。
報道によれば、今回の森林火災は雷が原因です。地元の人によると、毎年、春と秋には必ず発生するそうです。
地元住民 李さん
「毎年、発生します。雨もなく高温ですから、ボランティアが山にいます。毎年、地元住民の義務です」
火災の起こった大興安嶺は、中国東北部に位置します。今、火の手は、内モンゴル自治区から黒龍江省へと広がっています。
大興安嶺職業学院 江先生
「毎年、起こります。火事は見慣れました」
今、地元では熱い天候が続いており、一部の地域では気温が40度を超え、最高気温を記録しました。この天気は、消火活動を難しくしています。
内蒙古自治区・防火班 孫さん
「火は16ヶ所で見られ、消しきれないと人が残ります。高温のため、人手が必要です」
今から24年前、大興安嶺では大規模な森林火災が発生。当局の発表では、101万ヘクタールが被害を受け、5万人が被災し、211名が死亡。しかし地元住民は、「最低でも2万人は死んだ」と漏らしました。
新唐人記者がお送りしました。