【新唐人2010年7月27日付ニュース】俗に「青耳病」と呼ばれる豚の感染症が、中国の広い地域で再び猛威を振るっています。しかし、病気で死んだ豚が市場に広く出回っており、市民が口にしている恐れがあります。
「青耳病」の正式名は、「豚繁殖・呼吸障害症候群」。その名の通り、繁殖障害や呼吸障害を招きます。
湖北省北部の宜城市の市民によると、病死した豚は野放しになっており、地方へと売られています。
宜城市の市民
「感染症は何年も野放しです。3年も…死んだ豚は冷凍庫に入れられ、50~100元で豚1頭を買い、1000元で売る。通常の値段です」
複数の市民が「病死の豚は安く買われた後、市場で売られている」と証言します。しかし、通常、見分けがつかないそうです。
宜城市の養豚家 余さん
「地元の豚はほぼ全滅で、6割は死にました。でも、死んだ豚さえ売られています。100キロ約50元で買われ、最後約2000元で売られます」
他の市民も、病死した豚が売られていることを認めます。
宜城市養豚家 雷さん
「内の村では約半分死にました。死んだ豚は毎日引き取られ、売られています。我々は豚肉を食べませんよ」
宜城市養豚家 呉さん
「村の豚はほとんど全滅。去年殺した豚を冷蔵保存して、今は外で買いません」
「青耳病」は、2006年から2007年にかけて中国で大流行し、養豚業に大きなダメージを与えました。しかも今、新しいウィルスが観察されています。去年の末、河南省・湖北省・山東省などで猛威を振るいましたが、今年の4月から広西省や広東省など、養豚業の集積地を襲い始めています。
新唐人記者がお送りしました。