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甘粛土石流 過度開発が誘因―専門家が当局の発表を非難

2010年08月13日

【新唐人2010年8月14日付ニュース】中国・甘粛省の土石流の原因について、8月10日、地元当局は、2年前の四川大地震の影響だと述べましたが、専門家は過度な開発が招いたと指摘します。

8月8日、甘粛省で起こった土石流で、多くの犠牲者が出ましたが、今、多くの死体は路上に放置されており、悪臭を放っています。
 
もともと風光明媚な土地が瞬時に、生き地獄に変わり果てました。
 
武漢大学の蔡教授は、大規模な鉱山開発やダム建設が、土石流の主な原因だと指摘します。
 
武漢大学 蔡守秋教授
「天災と人災、互いに影響し合います。天災に人工的な破壊が加わると、災害が悪化します。逆に自然災害も、人の作ったものを破壊します」
 
蔡教授によると、国が自然や資源を守る法律を作っても、政府は経済利益を前にすると実行しないそうです。
 
武漢大学 蔡守秋教授
「経済発展のため、地方政府は環境と、生態系を犠牲にして、利益を求めます。だから法律を実行せず。環境を犠牲にして、発展を実現しています」
 
メディアも5年前すでに、地元では大量の木が伐採されたため、土石流が絶えず、パンダの生息地も壊されたと伝えていました。
 
新唐人記者がお送りしました。

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