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甘粛土石流 被災者の声―死者は当局発表を超えるはず

2010年08月17日

【新唐人2010年8月18日付ニュース】中国・甘粛省で起こった土石流について、中国政府は16日午後までで、1254名が死亡、490名が行方不明と発表。しかし、地元の被災者は多くの村が土石流に一瞬で壊滅したと述べ、死者はそれをはるかに超えると思われます。

被災者の李さんは、7日、甘粛省の舟曲県で起こった土石流の模様を語りました。李さんによると、多くの村が一瞬にして壊滅したので、死者の数は政府の発表よりはるかに多いだろうと思われます。
 
舟曲県の被災者 李さん
「月円村200世帯のうち、助かったのは11人。三眼峪村で助かったのは20世帯。300世帯の村が壊滅しました。人口の多い923営林場も泥の川になり、誰も逃げられません」
 
被災地で発見された死体の多くは、頭や腕、足など体の一部が欠けており、悲惨を極めています。
舟曲県の被災者 李さん
「掘り出された死体は頭や腕、足がないなど、泥水も血で染まり、にごっています。今、感覚が麻痺し、涙も枯れ果てました」
 
李さんは、7日の夜の様子を語ります。
 
舟曲県の被災者 李さん
「あの日5~6時間、雨。雷も激しく、皆恐怖で眠れませんでした。土石流が起こった時、石同士がぶつかった火花は稲妻のようでした」
 
国土省の発表によると、被災地の白龍江の両岸には、がけ崩れや土石流の恐れのある危険な場所が70ヵ所もあり、1万5000人が危機に直面しています。
 
新唐人記者がお送りしました。
 
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