【新唐人2010年8月18日付ニュース】中国では、最近粉ミルクを飲んだ赤ちゃんに胸が膨らむなど性の早熟が現れたため、人々を恐怖に陥れています。15日、中国当局はこれを否定しましたが、人々の不満はおさまりません。
去年の毒ミルク事件では、当局は22社の製品からメラミンを検出したと発表。しかし、処分を受けたのは「三鹿」1社のみ。今度は、赤ちゃんに性の早熟が現れました。
安徽(あんき)省の呉さんも、生後7ヶ月の娘の性の異常を訴えます。
安徽省 呉さん
「『聖元』が問題になり、怖くて子供にはミルクはあげられない、栄養状態が心配です」
衛生省は、記者会見で赤ちゃんの早熟は「聖元」製造の粉ミルクと関係ないと発表。
安徽省 呉さん
「『聖元』以外で、うちの娘は問題が出ました。政府が対策を講じないと、どうしようもありません」
「聖元」の社員によると、「添加物を加える」ことは業界の常識で、聖元では、2007年にも問題になったそうです。
重慶の許さんの赤ちゃんも、「聖元」製造の粉ミルクを飲んでいたそうです。
重慶許さん
「武漢の専門家が発表した症状、娘も乳房に塊ができています」
専門家は、遺伝子に異常をもたらす原因として、ファーストフードなど食品に含まれる大量のホルモン、添加物があげられ、これらは子供の第二次性徴を早めると分析します。
新唐人記者がお送りしました。
上記のサイトから、このニュースの中国語版が見られます。