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メラミン事件のその後―いまだおさまらぬ被害

2010年08月18日

【新唐人2010年8月19日付ニュース】中国ではおととし、メラミン入りの毒入り粉ミルク事件が発生しました。事件を起こしたメーカー「三鹿」は倒産したものの、まだ被害はおさまっていません。

湖南省の瞿さんの赤ちゃんは、「三鹿」のミルクを2ヶ月飲用。当時、病院の検査で異常は出なかったものの、去年、別の病院で腎結石が見つかりました。
 
湖南省 瞿さん
「子供はよく尿道感染になりました。医者によると『体中ガタガタだ。毒を飲めば 一生駄目になる』。国が悪いのに…後悔しています」
 
事件を起こしたメーカー「三鹿」は倒産したので、賠償の請求も出来ないと嘆きます。
 
湖南省 瞿さん
「『三鹿』は倒産、国は放置。賠償は無理です。商売人の常識ですが、中国人は一番良い物を輸出します。金持ちのために、庶民には買えません」
 
甘粛省の鮮さんの子供も「三鹿」のミルクを飲み、体が優れませんが、検査では異常が発見できませんでした。
 
甘粛省 鮮さん
「『三鹿』で体を壊した子供は多い、報告されていないだけです」
 
三鹿集団は、中国で最大の粉ミルクメーカーでした。2008年、有毒物質メラミンが検出され、その年の12月、破産の手続きに入りました。
 
新唐人記者がお送りしました。
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。

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