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中国の記者が危ない―特ダネ報道の記者が標的に

2010年08月28日

【新唐人2010年8月28日付ニュース】報道の自由はその国の成熟度を表すといいますが、中国では最近、特ダネ報道をした記者が警察から指名手配されたり、襲撃に遭ったりする事件が頻発しています。

「経済観察報」の仇子明記者は、インサイダー取引を報じた後、指名手配されました。
 
北京のネット記者2名も、問題のある山東省の企業を暴露したため、警察の尋問に遭いました。
 
「財経」の方玄昌編集長は、中国医薬界の内幕を暴いたところ、襲撃されました。
 
香港の雑誌「開放」の金編集長は、中国の記者の置かれた境遇を案じます。
 
「開放」編集長 金鐘
「中国の記者はあの制度の下、弾圧はまぬがれません。環境がすべてジャーナリズムに不利だからです。報道の自由がないから、報道の自由には立法が必要です。でも当局はやりたがりません」
 
ネット記者の莫(ばく)さんも、社会の公平と正義を守ろうとする記者は、必ずこの体制下の強大な権力と衝突することになると述べます。
 
ネット記者 莫巨烽
「記者はすでに高リスクの業種です。取材の際は権力の圧力や妨害に遭います。政府もマフィアの部類に属します」
 
正義感のある中国の記者の挑戦は、まだまだ続きます。
 
新唐人記者がお送りしました。
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。

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