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中国飛行機事故 記者が拘留――惨事の裏のもうひとつの悲劇

2010年09月01日

【新唐人2010年9月2日付ニュース】8月24日、中国・黒龍江省の伊春市で、飛行機が大破する事故が発生。現場は厳しい規制が敷かれ、記者4名が警察に拘束されました。事故の記者会見には、国営メディアしか出席できませんでした。

「新快報」の報道によると、28日、メディアが遺族を取材しようとすると、地元の警察に追い出されたうえ、記者4名が拘束されました。
 
拘束された「華商晨報」の王記者によると、警察は「記者を捕まえたぞ」と言い放ちました。その後、地元の記者は横断幕を掲げ、釈放を要求しました。
 
中国の記者、曹さんも、吉林省で拘束されたことがあります。
ラジオ・フリー・アジアより
中国の記者 曹国星
警官は身分証を見て、記者だったら、治安を乱すとか言って、警察署に呼んで拘束します.よくあります
 
中国の東方航空で副機長だった袁さんはこれについて
 
東方航空 前副機長
中国では通常、現場を封鎖します.政府と航空会社は結託し、一部の原因を隠します.真相が知られたら、責任追及されますから
 
28日午後事故の記者会見には、国営メディアしか出られませんでした。記者がこれに抗議すると、警察から脅されたそうです。
 
この抗議について、伊春市の宣伝部長は「これは誤解だ」と発表。地元の警察の幹部もこれに対し、釈明しました。
 
一方、国営メディアは中継の中で、史上まれに見る救援活動だとたたえました。
 
新唐人記者がお送りしました。
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