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【禁言ブログ】企業家の憂慮「稼いだ金が全部医療費に」

2013年03月19日

 

【新唐人2013年3月19日付ニュース】アリババの創設者・馬雲氏が最近「2013中国企業家論壇」でのこう発言しました。

 

「今回の北京のスモッグに私は本当に嬉しい。今まで我々が水と空気の品質、食品安全を呼びかけても、信じる人はあまりいなかった。特権階級には特級の水があるからだ。しかし今回は“特級空気”はなく、彼らは帰宅後、同じく妻子の叱責に直面する。10年後はきっと中国の全ての家庭が“三大癌”に悩まされるだろう。肝臓癌、肺癌、胃癌だ。肝臓癌の原因は水かもしれない。肺癌の原因は空気、胃癌は食物が原因だ。30年前、癌は稀有名詞だったが、今や“癌”は常態となった。多くの人に“眠れない原因”を聞かれる。アリババ淘宝で眠れなかったことは一度もない、私を眠らせないのは我々の水が飲めなくなったこと。食品が食べられなくなったこと。わが子がミルクを飲めなくなったこと。このとき、私は本当に眠れなくなる。私が心配しているのは我々がこんなにも苦労しても、結局稼いだ全財産を薬代にはたくことになることだ。

 

四川大地震では8万4千人が死亡し、世界を驚かせた。しかし中国で毎日癌で亡くなる人はどれほどいるのか?誰もこのことを考えたことがない。ある人に“理想は?”と聞かれた。私は20年後、中国の空が青く、水は清く、空気は呼吸できるようになってほしい。最近皆から“幸福感とは何か、幸福感があるのか”と聞かれる。最も基本的な幸福感とは何だろう。日光を浴びて、水があって木があり、食品があって、日光があることだ。いくら稼ごうとも、日光を浴びられないとき、それは大きな悲哀である。今日、任志強氏の微博のき込みを見た。『今日北京の天気がよくなった、得がたいものだ。まるで年末ボーナスをもらったようだ』。これは我々が有する権利なのに、驚きと喜びとなっている。この問題は高速発展と政府の失職だけが原因ではない。わが社会に一種の抗体が欠乏し、信仰が欠乏している。信仰の欠乏は我々の心持に影響を与える。我々の心持が変わると、我々の形態も変わる。形態が変わると、生態も自ずと変わる。これは危機であると私は考える中国の巨大危機であるのだ。昔は中国が世界工場になったことを誇りに思っていたが、今 皆認識できただろう。世界工場がもたらした災難が如何に巨大なものなのかを」

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/03/11/atext860735.html    (中国語)

(翻訳/坂本 映像編集/工)

 

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