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豚にアヒル 人間の死体が漂流する河川

2013年03月26日

 

【新唐人2013年3月27日付ニュース】上海の黄浦江(こうほこう)、湖南省の湘江(しょうこう)など、中国の多くの河川で豚の死骸が大量に発見された事件がまだ未解決のままですが、今度は四川省で遺棄された大量のアヒルの死骸が発見されました。

 

上海の黄浦江に漂着した豚の死骸の回収作業がやっと終わったと思いきや、今度は湖南省の長沙市、湘潭(しょうたん)市などでも大量の豚の死骸が発見されました。

 

3月24日、中国メディアの報道によると、四川省眉山(びざん)市逢彭山県(ほうさんけん)を流れる南河(なんが)で少なくとも1000羽のアヒルの死骸が発見されました。すでに腐乱しはじめているこれらの死骸は、5~60の網袋に入れられ、川辺に遺棄され悪臭を放っていたといいます。

 

一方当局は、アヒルの死骸は腐乱が進み、死因を調べることはできないものの、人間や家畜には危害を及ぼさないと発表。当局の言い分に疑問を持つ地元住民は、安全のために飲食習慣を変えると示しています。

 

また、あるネットユーザーは、“中国で2番目の長い川―黄河には1万以上の人間の死体が浮いていても、相変わらず飲用水として取水されている。アヒルの死骸1000羽がなんだと言うのか”とコメントしています。

 

中国ラジオ網の去年10月の報道によると、黄河の蘭州流域では毎年300近い死体が新たに発見されるそうです。うち、85%が自殺者で、事故死が10%、他殺が5%を占めるといいます。

 

報道によると、1960年代から数えると、黄河で発見された人間の死体は10000体以上に上り、うち3割は“通報者もいなければ引き取り手もなく、手がかりもない”“三無死体”だそうです。

 

高度に腐乱した死体が漂流している黄河、その水を水源として生産した水道水は、はたして本当に当局の言うように安全なのでしょうか。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/03/25/atext868982.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

 

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