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元工作員「金正恩の挑発は軍統率のため」

2013年04月11日

 

【新唐人2013年4月12日付ニュース】国際社会に対し挑発を続ける北朝鮮の金正恩第1書記に近隣諸国が神経を尖らせています。近日、1987年の大韓航空機爆破事件の実行犯で元北朝鮮工作員金賢姫(キム ヒョンヒ)さんが韓国でオーストラリア放送協会(ABC)の単独取材に応じ、金第一書記の最近の行動に対する見方を語りました。

 

頻繁に軍施設を視察し、武器性能をチェックするなど、国際社会に対し挑発を続ける金正恩第1書記。父親や祖父よりもさらに挑発的に見えますが、真の目的は他にあるのでしょうか。

 

元北朝鮮工作員 金玄熙(Kim Hyun-Hee)氏

「軍の掌握が難しいのでしょう。経歴が少なく年も若いので、金正日も以前うまくできなかったのですから」

 

金賢姫元北朝鮮工作員がソウルでオーストラリア放送協会(ABC)の単独取材に応じました。

 

1987年金工作員は当時の最高指導者金正日の指令を受け、大韓航空の旅客機爆破を実行。搭乗していた115人全員が死亡しました。

 

金工作員は事件後韓国で逮捕され、死刑判決が確定したものの、1990年に韓国政府によって特赦されました。理由は、金工作員も北朝鮮による洗脳の被害者であると判断したからです。

 

北朝鮮の動向に関し、外部は故金正日総書記の誕生日である15日までに、再度ミサイル発射または核実験を行う可能性があるとして、警戒を強めています。これに対し、金元工作員は核を利用して内部の結束力を高めると同時に、外部に対してはアメリカや韓国に譲歩を迫っているとの見方を示しました。

 

元北朝鮮工作員 金玄熙(Kim Hyun-Hee)氏

「結束力がさらに弱くなっています。核を持っているので、核を利用して北朝鮮内部も束ねようとしています」

 

金さんは、北朝鮮が頻繁に威嚇シグナルを発するのは、金正恩第一書記の指導権をさらに強固なものにするためでもあると述べています。

 

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/04/11/atext878368.html(中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

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