【新唐人2013年4月17日付ニュース】「西遊記」の唐僧(三蔵法師)は誰もが知っている人物です。三蔵法師のモデルである唐代の高僧・玄奘法師の遺骨は西安市長安区杜曲鎮の興教寺に安置されています。最近、中共当局が興教寺の立ち退きを計画していますが、「孫語空」がやむなく微博で助けを求めています。本日のマイクロニュースです。
1982年の連続ドラマ「西遊記」は傑作と言えます。中で孫語空を演じた六小龄童さんも大物有名人です。最近 「三蔵法師」が難儀に遭っていますが、今回の妖怪は只者ではないので、孫語空さえも我ら凡人のように微博で訴えるしかないようです。この妖怪とはずばり「中共」です。
4月10日、六小龄童の微博によると、三蔵法師の遺骨を安置している西安の興教寺が大規模立ち退きを迫られているそうです。地元政府の理由はシルクロードと共に世界遺産に登録するためだと言っています。情報によると「興教寺仏教文化景勝地」を建設するそうです。寺の住職が阻止しても無駄だったので、六小龄童が宗教局に助けを求めています。私に言わせれば、「悟空兄さん、この手は効きませんよ」。白骨婦人が三蔵法師を狙っているのに牛魔王に頼んで意味がありますか?
1300年の歴史がある興教寺は唐の時代に建てられ、インドから経典を持ち帰った高僧、玄奘三蔵が安置されています。唐の高宗が玄奘三蔵の改葬のため、5階建ての霊塔が建てました。後に唐の粛宗が「興教」二文字を書き残したのが寺の名前になりました。
興教寺は破壊と建て直しを経て、現在は殿堂と蔵経楼、塔院で構成されています。中共は今回興教寺の3分の2を取り壊し、そこに草を植え、「文化産業」と名付けています。
興教寺は中共が観光業や不動産開発の為に破壊した初めての寺ではありません。ネット民は「法門寺、盧観台、大雁塔のいずれも豪華な景勝地に様変わりし、文物の原型は跡形もない」と言っています。
「九評共産党」の「民族文化の破壊」を見ればわかりますが、ここで明確に説明しています。中国の伝統文化は儒教、釈教、道教の修練信仰をに根をさしており、人間社会の道徳を包容し、発展させ、守ることができ、人間に正しい信仰を持たせることができます。今 中国のモラルが急激に下落していますが、誰の責任でしょうか?中共による統治が長くなるほどモラルがますます下落するのはすでに事実となっています。特に江沢民が始めた「腐敗治国」によって、中国社会全体のモラルがすでに崩壊の淵に立たされています。
中共のこの60年間、中国人の最も根本的なものを破壊しています。毛沢東時代の破壊は目に見えるものでしたが、改革開放後は「党文化」を歴史に浸透させています。特に歴史劇ですが、歴史人物までが共産党員のように階級の闘争を行うのです。寺院が景勝地に変わり、さらには不動産プロジェクトになっています。信仰という根本がないと、道徳はますます悪くなるしかありません。
中共の崩壊に向かう過程で、我々は中共によってねじ曲げられた道徳、良知、才能を正してこそ唐の時代のような繁栄を回復できます。共産党脱退運動がこの過程であり、自分の勇気 良知を取り戻す過程なのです。
本日のマイクロニュースはここまで。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/04/11/atext878459.html (中国語)
(翻訳/坂本 映像編集/工)