【新唐人2013年4月22日付ニュース】4月20日、中国四川省雅安(があん)市蘆山(ろざん)県でマグニチュード7の大地震が発生しました。同日、日本の安倍首相が中国政府に支援を申し出ましたが、中国側は受け入れませんでした。生存率が急激に下がると言われる被災後72時間が迫っていますが、中国当局が日本の支援を拒む理由は何なのでしょうか。
4月20日、安倍首相は習近平主席と李克強首相に対し、“心よりお見舞いを申し上げる。わが国としても最大限の支援を行う用意がある”と伝えました。
日本の外務省によると、中国側は安倍首相の申し出に対し謝意を示し、“現在は国外からの支援は必要ない。今後支援が必要になれば連絡したい”と回答したそうです。
四川省の王さんは、中国が日本の支援を断るのは理解しがたいと示します。
四川省 王さん
「この種の自然災害に直面した時、他人の支援を拒否すべきではない。共産党政府は独裁政権だから、その思想体系はこのようなもので、長年日本を敵対視しています」
河南省鄭州市 藍さん
「これは人命に対する無視です。いつも真っ先に現場に行くのは、救助経験のない警察や武装警察、軍人で、しかも彼らの力を顕示するためです」
深セン当代社会観察研究所の劉開明所長は、5年前の四川大地震後も含めて、当局は震災直後の救援において全く改善していないと指摘します。
深セン当代社会観察研究所 劉開明所長
「蘆山地震は1000回以上の余震があり、死亡者も増え続けています。今朝の時点で多くの被災地に救助隊が行っていません。まもなく72時間が過ぎてしまします。これはとても心配で、悲しいところです」
日本の支援を拒んだことは、ネット上でも議論されています。“生死の境界線は72時間。今支援を要請しないということは、たとえ日本の救助隊が行ったとしても、生きた人を救助する確率はかなり低いということだ”
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/04/22/atext884721.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)