【新唐人2013年4月23日付ニュース】中国四川省雅安市を襲ったマグニチュード7.0の大地震では多くの人が犠牲になりました。そんな中、普段目立たない庶民が作り出した奇跡が感動を呼んでいます。
四川師範大学の2年生黄昱舟さんは、地震発生時、同じ寝室の同級生5人のノートパソコンを一台残さず外に持ち出しました。ほかにも一眼レフカメラ3台と皆で飼っていた子亀も忘れずに救い出しました。
ネットユーザーからヒーローと讃えられた黄さんは、“私にかまわないで、メディアはもっと地震に関心を払ってください“とコメントしています。
雅安市盧山県太平鎮の王文芳さんは4月20日、孫の百日祝いに地元の村民100人以上を招待しました。当日の午前6時から村人たちは町の広場で宴会の用意をしていたおかげで、家屋の下敷きにならずに済みました。
地震発生後、太平鎮と外部を結ぶ道路が遮断されました。宴会用に用意した酒や料理は町に残されてしまった村人たちの食料となりました。“王さんちの宴会のおかげで地震から逃れた”とみな安堵のため息を漏らしています。
宝興県霊関鎮鐘霊村では10歳の黄肖君が3階建ての自宅の下敷きになりました。父親の黄宗敏さんは村民らとともに素手で6時間救助作業を続け、息子を廃墟の中から救い出しました。
道路が陥没し、通信が途絶えている中、黄宗敏さんと親戚一行は簡易担架で息子を200km先に運び、息子の一命を取り留めました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/04/23/atext885270.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)