【新唐人2013年06月22日付ニュース】中国当局の自宅軟禁から逃れて、去年5月に渡米しニューヨーク大学で客員研究員を務めていた盲目の人権活動家・陳光誠さんが近日、中国当局の圧力でニューヨーク大学から去るように求められました。
21日、陳さんの行動が監視されていた事が新たにわかりました。
ニューヨーク大学のジュローム・コーエン(Jerome Cohen)教授ともう一人の事情に詳しい関係筋が明かした情報によると、陳さんが去年ニューヨーク大学に入った直後に、支持者から贈り物として受け取ったiPhoneやiPadなどの中に、スパイウェアが取り付けられていた事がロイターの取材でわかりました。
コーエン教授は、スパイウェアを取り付け人の目的は陳さんの行動を監視し、誰からどんな秘密提案がされているのかが知りたいからだと示しました。
また、この2つ以外にも、少なくとも3つの電子機器からも疑わしいソフトウェアが発見されました。
陳さん本人からのコメントはまだないとのことです。
広東省で千人の集団抗議 当局は暴力的鎮圧
6月19日、広東省湛江市(たんこうし)で大規模な集団抗議がありました。大勢の武装警察と裁判所の職員が土地を守ろうとする村民らと衝突し、年配者を含む村民数十人が負傷し、4人が逮捕。うち一人は11歳の児童だそうです。
当日、1,000人に上る村民らが集まり、地元政府の土地強奪および村民への暴力行為に抗議。村民らは農機具や棍棒を手にし、“命をかけて守る”と書いた麦藁帽子をかぶり、政府を糾弾する横断幕を掲げました。
情報によると、賄賂を受け取った地元官僚と裁判所は、村の一部土地を別の村の土地だとする判決を下したそうです。この判決に不服を示し村民らが抗議に出ましたが、政府は数百人の警察を動員し、鎮圧にあたりました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/20/atext917239.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)