【新唐人2013年06月25日付ニュース】60年以上に及ぶ中国共産党の暴政の下、行き場を失った中国大陸の人たちが近年香港で不満や冤罪を訴える現象が増えていますが、近日、大陸投資で被害を受けた香港企業家5人が農薬を持って、北京の中南海の前で自殺による抗議を行いました。しかし、まもなく警察に強制連行されました。
香港投資家代表の陸偉萍さんの話によると、香港人企業家5人が17日夜、猛毒の農薬ジクロルボスを持って中南海の前で自殺をもって抗議したところ、“公共秩序を撹乱”したとして、警察に拘束されました。
香港企業家大陸投資権益を守る会 陸偉萍代表
「最低でも五日間の拘禁になります。署名を拒否したからです。我々は既に行き詰まっています。死にたくても死なせてくれない。死ぬのも罪になっています。一体誰を撹乱したのでしょうか」
拘束された5人は大陸投資で被害を受けた企業家で、長年訴えても解決されなかったため、絶望の末に中南海へ陳情に行ったとのことです。
香港企業家大陸投資権益を守る会 陸偉萍代表
「追い詰められたため、中央政府を訪れ、地方政府へ指示書を出してもらいました。それでも地方政府は無視しました。どうすればいいのか? 仕方ありません、死んで見せるしかありません。だから農薬を持って自殺を図りました。釈放されても彼らは再び中南海へ行くでしょう」
香港企業家の大陸投資は90年代から始まりましたが、中国当局に権利を侵害され、さらには財産まで奪われるケースが毎年200件あまり発生しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/23/a919011.html(中国語)
(翻訳/杜 編集/萩野・坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)