【新唐人2013年7月11日付ニュース】中国四川省では7月8日より連日豪雨が続き、2008年に起きた四川大地震の被災地では50年に一度の大洪水に見舞われています。什邡(しゅうほう)市では5階建ての工場ビルが洪水によって一瞬のうちに倒壊しました。10日現在、すでに40人近くが行方不明になっています。
工場ビルから逃げ出したこの男性は、どの方向に逃げるべきか迷っています。後ろの3階建ての工場が倒壊し、一瞬のうちに洪水によって押し流されました。幸い、男性は同僚の救助で助かりました。
凄まじい勢いの洪水は、自動車だけでなく、5階建てのビルまで飲み込みました。1分もしないうちに、3棟のビルが立て続けに倒壊していきました。この光景には現場から逃げ出した工場の従業員らも手に汗を握りました。
工場従業員 魏さん
「洪水は極限に達し、周辺の車やフォークリフトまで全部飲まれました」
洪水はまた、3基の橋をも押し流し、跡形も残っていません。
中国政府系メディアの報道によると、地震被災地である北川(ほくせん)県では、地震で残った遺跡が全部洪水に飲み込まれ、水の深さが7メートル以上のところもあるそうです。豪雨によってまた、土石流が発生し、北川から山間部の町に通じる道路が寸断されました。
気象部門によると、四川、甘粛、雲南など十一の省では、今後二日間も豪雨が続くそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/07/10/atext928978.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)