【新唐人2013年08月30日付ニュース】中国共産党の背景を持つ梁振英氏が香港特区行政長官に就任後、香港の自由、人権と法治は明らかに後退しています。梁氏の行動は香港市民の不満を招いているだけでなく、国際社会からも注目を集めています。
香港特区行政長官の梁振英氏は先日、コミュニティーフォーラムへ出席する際、マフィアを出動させたうえ市民を言葉で脅し、香港中を騒然とさせました。8月18日に行われた第二回フォーラム会場の外では、香港の民主化と普通選挙実現を推し進める民主派政党団体が団結して、梁氏に退陣を要求する抗議を行いました。
香港公民党党首 梁家傑氏
「梁振英は天下が乱れることを望み、率先して香港を引き裂いています。私は今日、彼に退陣を要求し、香港にチャンスを残します。香港ではこの種の文攻武闘は受け入れません」
香港工党主席 李卓人氏
「梁振英は香港を永遠に回復しないところへ連れてきました。我々の核心的価値は後退し続け、
一政府がマフィア勢力と結託するとなると、これは恐ろしい事です。梁振英の退陣を強く要求します」
「熱血公民」メンバー 黄洋達さん
「もちろん梁振英を打倒し、共産党を打倒します」
会場の外では多くの市民が手製の道具をもって抗議を行っています。一部法輪功学習者も横断幕を掲げ、梁振英のマフィア勢力が香港を乱すことを制止し、法輪功への迫害を停止するよう訴えています。
香港市民 叢さん
「数十年前の文革時の手段で、香港市民に対処しています。彼が退陣せずにいつまで持つのか、香港市民は誰も支持しません」
香港法輪功学習者 寥さん
「私たちが抗議・請願しているのは、梁振英氏に法輪功への迫害停止を求めるためです」
梁振英氏は、以前の過激な言論による熱を下げるため、フォーラム終了後すぐに月末までの旅行休暇を取りました。しかし、市民の不満は収まっていません。
旧暦7月15日は中国のお盆で、旧暦の7月には、地獄の扉が開いて鬼が人間世界に出てくると言われています。このため道端に果物や線香を供え、紙銭や紙で作った衣服を燃やして供養する風習があります。今年の中国お盆は8月20日で、ちょうど梁氏の誕生日でした。
夜8時ごろ、反梁振英団体のメンバーらが十数枚の紙人形を手に、西区警察署から中聯弁(中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室)までデモ行進し、弁公室前で、紙人形を燃やし、中国共産党政権が作り出した鬼—梁振英が災いをもたらしていると非難しました。
香港立法会議員 陳偉業氏
「鬼を作り出している政権は中国共産党だ。香港で今最も獰猛な鬼は?689(梁振英)だ!地獄に落ち、永遠に生まれ変われない」
また、拝神婆(バイサンポー)と呼ばれる女性に、打小人(ダーシウヤン)という香港式の厄除けをしてもらう市民もいました。
拝神婆(バイサンポー) 趙さん
「市民は梁振英のせいで、良い生活が出来ないから、彼に呪いをかけ、退陣を願っています。みな近隣の住民で20〜30代の若者です」
昨年8月7日、法輪功迫害追跡調査国際組織(WOIPFG)は香港青年関愛協会(青関会)とその関連機構、団体、個人を正式に立件し、全面的な追跡調査を展開。1年の時間を経て、8月9日に“香港青年関愛協会”メンバーおよび背景の調査報告を発表しました。調査報告書は、香港青年関愛協会は中国共産党の法輪功迫害組織である”邪教協会“兼”関愛協会“が香港に設立した最新部門であると指摘しています。
法輪功迫害追跡調査国際組織責任者 汪志遠さん
「中国資本企業や中聯弁と密接な関係があり、香港現地社団会社の看板を掲げ、中共が経費と人員を提供しています。中共政法委610弁公室が指揮する組織です」
汪(おう)さんは、次の追跡調査対象は梁振英長官であると述べます。
法輪功迫害追跡調査国際組織責任者 汪志遠さん
「彼が中共の迫害政策を執行するのなら、歴史の審判を逃れることは出来ません。法輪功迫害は「ジェノサイド」 「人道に対する罪」にあたり、第二次大戦ナチス戦犯同様、参与者或いは迫害への協力者は歴史の審判を受けることになります」
また、香港のいわゆる“一国二制度”で中国共産党の本質を知っている国と人を騙すことは出来ないと話します。
法輪功迫害追跡調査国際組織責任者 汪志遠さん
「この種の過渡的な形式を取ったのは、ひとつは見せかけの姿を作り出し、まだ統一戦線されていない、地区を惑わし、丸め込むためです。それから中共の独裁統治を実現させるのです」
汪さんは、法輪功迫害追跡調査国際組織はこれまでと変わらず、全ての法輪功迫害に加担した組織あるいは個人に対し、必ず最後まで追及すると強調しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/08/25/atext955485.html(中国語)
(翻訳/赤平 編集/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)





















