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毛沢東「日本の正義闘争を支持」――領土問題で強硬な中国の本音

2010年09月27日

【新唐人2010年9月28日付ニュース】尖閣諸島沖の衝突事件では、中国人船長が9月25日、釈放されました。しかし問題は、これで終わりません。船長が帰国すると、中国は今度は日本側に謝罪と賠償を求めました。中国側がこの問題をエスカレートさせる点について、専門家は、日米同盟の結束を試しているのだろうと分析します。

中国人船長が拘留されると、中国は大臣クラスの交流の停止から、レアアースの禁輸までなりふりかまわず圧力をかけました。
 
しかも、船長が釈放される前日には、日本人4名を「軍事管理区域に入った」との理由で逮捕しました。
55~1:08
台湾の学識者、頼(らい)さんは、中国が尖閣諸島沖の衝突事件をエスカレートさせた点について、日米同盟を試すねらいがあったと分析します。
 
台湾・シンクタンク執行委員 頼怡忠
「尖閣諸島は日米安保の範囲です。だから米中関係を、日本を通じて確認するのです。今の問題ですが、日中間の領土問題に対し、中国の考え方とは?中国はこの機会を利用して、日米同盟を試しているのでは?米国のこの海域へどれだけ安全保障をするのか、このために、中国もこの件をわざと激化させ、日米安保を試したのでしょう」
 
アメリカのオバマ大統領は、国連の場を利用して、中国の温家宝首相と、菅直人総理大臣にそれぞれ会見。会見では、人民元問題で圧力をかける一方、日米同盟が果たす重要な役割を強調しました。また菅総理大臣も、日米関係に真摯に向き合うと述べました。
 
尖閣諸島は、地理的に大変重要です。この海域を中国が一旦、制御すれば、中国は日米の包囲網を突破し、西太平洋へと抜けることが出来ます。現在、日本台湾、中国が主権を主張しています。
 
中国で湧き上がる反日感情に対し、「中国人はもてあそばれている」との声が中国から出てきました。
 
先日、中国のネットには毛沢東が1964年に発表したある文章が載り、一気に広がりました。毛沢東はここで、当時の反米運動や、沖縄返還を求めるデモに対し「中国人は心から日本人の正義の戦いを支持する」と述べています。
 
1971年、日米は「沖縄返還協定」に署名し、アメリカから尖閣諸島と琉球群島が返還されました。当時、台湾政府は強烈に抗議したものの、中国政府は沈黙。その年、毛主席は田中角栄元首相と会見し、日中国交正常化を宣言しています。
 
新唐人テレビがお送りしました。
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