【新唐人2013年09月22日付ニュース】最近、中国のネット有名人が次々当局に拘束されています。ネット上で官僚のブランド腕時計を鑑定したことで一躍有名になったブロガー“如意棒をなくした花果山の総書記”さんも、先日当局に拘束されました。
“花果山の総書記”さんは、2011年浙江省温州市で発生した高速鉄道事故現場で、当時の盛光祖鉄道部長がつけていたブランド腕時計を鑑定した事から、ネット上で一躍有名になりました。このことがきっかけで官僚たちの時計鑑定を始めました。
2011年には、事故現場で笑顔を見せた陝西省安全監督局楊達才局長の複数のブランド時計を鑑定し、ネット上で名を馳せました。フォロワーは25万人に急増し、ネットユーザーからは“時計鑑定による反腐敗専門家”と称えられました。
ネットユーザー 張さん
「彼は時計を鑑定するとき、慎重にやっていました。ネット上の写真に基づいて型番を鑑定します。写真で確定できない時は、使う言葉にも気をつけ、“似たような”などと言っていました」
今回、花果山の総書記さんが当局に拘束されたのは、一部官僚の神経を逆撫でしたため、報復されたのではないかとネットユーザーらは推測します。
ネットユーザー 張さん
「この事からわかるように当局がネット有名人を抑圧する真の目的は、彼らが違法な事をやったからではなく、本心は民意を抑え込むためです。ネット有名人らは民意を代言したからです」
近年、花果山の総書記さんは100人近くの官僚のブランド時計を検挙したため、多くの官僚は公の場で時計をはめなくなりました。ネットユーザーから喝采を浴びる一方、多くの汚職官僚からは目の上のたんこぶと見なされました。
花果山の総書記さんが拘束されたあと、ネット上にはこんな皮肉を込めたコメントが書かれました。“時計おやじたち、これで一息つけるだろう”
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/09/18/a969295.html (中国語)
(翻訳/徳山 編集/佐藤・坂本 ナレーター/ 映像編集/)