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「人民日報」のねつ造報道に陳情者ら抗議

2013年10月07日

【新唐人2013年10月7日付ニュース】最近、中国当局はネット上の言論統制を強化するため、いわゆる「デマ拡散者」を大量に拘束しています。最高人民法院はさらに、デマの量刑基準の司法解釈を発表。このことは民間の激しい反発を招き、党や政府係メディアこそ最大のデマ製造者であると非難されています。浙江省では、党機関紙「人民日報」のねつ造報道に、集団抗議が起こりました。

 

9月30日午前、浙江省の杭州、舟山(しゅうざん)、金華(きんか)などの陳情者数十名が、杭州の「人民日報」社屋前に集結し、この2年あまりの事実と異なる報道に対し、集団抗議を行いました。

 

陳情者 梁麗婉さん

「ある新聞記事に数年前まで、浙江省の陳情者はゼロと書いていました。浙江省の強制立ち退きはひどいもので、人を殺して木に吊るしたり、暴行で足が折られたり、肋骨を骨折したり、打たれて耳がなくなった人さえいます。これらの事実に対して、彼らは調査もしません。浙江省は陳情ゼロと書いているのを見て、とても納得できません」

 

陳情者らによると、浙江省当局は強制立ち退きのため、多くの人命と傷害事件を起こし、数えきれない程の陳情者を生み出しています。しかし、「人民日報」はこれらの事実を無視して“天下泰平”の粉飾報道をし、陳情者の権利を甚だしく侵害しています。

 

陳情者翁明華さん

「浙江省は陳情ゼロ?これほど多くの陳情者と冤罪・誤審があるのに!」

 

陳情者 梁麗婉さん

「浙江省の人命案件を調査したのか?事実通り報道したのかと彼らに聞くと、『人民日報』の記者は調査できないと言いました。でたらめに報道して、良心はどこにあるのですか?」

 

陳情者たちは「人民日報」が事実無根の報道に対し謝罪し、きちんと説明するまで抗議活動は続けていくと表明しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/10/02/a977065.html

(翻訳/徳山 編集/佐藤 ナレーター/佐藤 映像編集/工)

 

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