【新唐人2013年10月23日付ニュース】中国東北地方が深刻なスモッグに見舞われている。遼寧省北部、吉林省西部、黒竜江省西南部と東北部などでは視界が1000m未満で、一部地域では200m未満。ハルピン市では、視界不良が原因で乗客を載せた市バス2台が道に迷うといったことも発生した。
中央社によると、ハルピン市88路バスは毎朝5時30分に始発する。21日朝は市内全体で深刻なスモッグが発生したため、運転手は発車を躊躇っていた。しかし、出勤を急ぐ10人の乗客が乗っていたので、仕方なく発車した。
運転手によると、市内の大型円型交差点についたとき、視界不良で方向を確かめる事ができず、間違った方向へ向かってしまった。しばらく走ってから、乗客が方向が違うのを発見し、急いでUターンしたという。普段なら、終点まで2時間かかる道のりが、4時間以上かかった。
吉林省でもここ二日間、今年最悪の天気を迎えている。空港、遊覧船、中長距離バスなども運休に追い込まれている。吉林市を流れる松花江もスモッグに覆われ、水面が見えない状態だ。
(翻訳・編集/坂本)