【新唐人2013年10月27日付ニュース】中国広西チワン族自治区南寧市で先月、ホテルの強制立ち退きの際、当局は千人規模の警官隊を派遣し、激しく抵抗する地元村民に発砲し、鎮圧を行いました。この情報は近日、ネット上で伝わり、注目を集めています。
地元村民らがホテルの強制立ち退きに激しく抵抗したため、警官隊は村民らに発砲し、催涙弾を発射。村民6人が銃弾を受け倒れ、ほかにも複数の村民がゴム弾に撃たれました。村民によると、警察は全部で48発発砲したそうです。
南寧市民 馬さん
「警察は1000人以上来て、すでに13棟を取り壊したと言いました。補償もないので、激情するのは当然です。催涙弾や発砲で、負傷した人もいて、多くが拘束されました。激しく抵抗し、ガソリン瓶を壊したりしたので、間違いなく判決を受けます」
中国メディアによると、この事件はすでに“9.28公務妨害事件”として立件され、調査が行われているそうです。9月29日には9人が刑事勾留されました。
地元住民 胡さん
「朝6〜7時頃に強制立ち退きを行う。誰でも抵抗するでしょう。すると発砲です」
2008年、南寧市政府は“青秀山風景区の保護”の名目で、周辺の複数の村のいわゆる違法建築の立ち退きを要求。一方、村民に対する補償は、立ち退きの後に行われると決めました。
地元住民 馬さん
「三つの村が全部区画整理に入り、土地収用後すぐ取り壊しました。ホテルは500万の大金を投資したそうで、既に開業から1年経っています。村民の一部はサインを拒み、立ち退きにも激しく抵抗しています」
村民によると、地元政府はホテルを1日のうちに平にしてしまったそうです。従業員は全員拘束され、“何か見たか?”と尋問され、“何も見ていない”と答えてから釈放されたそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/10/25/atext990953.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)