【新唐人2013年11月7日付ニュース】中国共産党第18期全体会議を9日に控えた中国でまた爆発事件です。現地時間6日午前7時40分頃、山西省共産党委員会ビルの前で爆弾が連続して爆発し、1人が死亡し、8人が重軽傷を負いました。中国政府系メディアは、人為的な爆発事件であると報道しています。
目撃者によると、7回の爆発音が鳴り、地面が揺れるほどの威力があったとのことです。現場を通りかかっていたバスの窓ガラスが割れて落ち、現場から半径100m以内の車両20台が破損しました。また、現場からは多くの鉄の玉が飛び散ったそうです。
別の目撃者によると、爆発物は省委員会建物前の植え込みの中に埋められていたそうです。
山西省太原市民 趙さん
「皆植え込みから爆弾が爆発したと言っています。現場は封鎖され、今は立ち入り禁止です」
新華社は現場に散乱している鉄の玉からみて、手製の爆弾を爆発させた可能性があると報道。
ネットユーザーによると、この事件で1人が死亡し、1人が重傷、7人が軽傷を負ったそうです。一方、山西省公安庁の公式ミニブログ(微博)は1人が負傷し、車両2台が破損したと伝えています。
情報によると、現場付近の道路は封鎖され、通りかかった地元の市民は新唐人にこのように述べています。
山西省太原市民 李さん
「私が通りかかったときは警戒線が引かれ、通れませんでした。皆遠回りしています。消防車やパトカーも多かったです」
山西省委員会新聞部 交換手
「新しい情報は黄河新聞網を見て下さい。新しい情報があれば、真っ先に黄河新聞網で皆さんに知らせます」
10月28日の天安門広場での車突入・炎上事件では5人が死亡し、38人が負傷しました。中国共産党第18期中央委員会第三回会議(三中全会)を9日に控えているだけに、立て続けに発生した事件の対応に、当局は神経を尖らせています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/11/06/atext998749.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)