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【禁聞】中国民衆の反抗 新たな段階へ

2013年12月31日

【新唐人2013年12月31日付ニュース】2013年は中国の民衆の共産党政権に対する反抗が、新たな段階に入った年でした。これまでの、跪いてえん罪を訴える、焼身自殺などといった消極的な抗議から、政府ビルを取り囲む、警察車両をひっくり返す、政府ビルを爆破するなどといった死を恐れない反抗へと変わりました。民衆の覚醒と反抗のエスカレートは、中国当局を戦々恐々とさせています。

 

2013年10月28日、中国共産党の政治的シンボルである北京天安門広場に車が突入し、爆発・炎上しました。5人が死亡し、40人が負傷しました。中国共産党指導者が集まる中南海から目と鼻の先で発生した事件だけに、北京当局に激震が走りました。

 

その後中国当局は、事件は「東トルキスタン・イスラム運動」によるテロ事件であると断定しましたが、国際社会および海外のウイグル人団体は疑問を投げかけています。

テロ事件

 

およそ1週間後、山西省太原市の共産党委員会ビル前でも連続爆発事件が発生。少なくとも1人が死亡し、8人が負傷。車両20台が破壊されました。最初の爆発が地元陳情部門の入り口前だったことから、攻撃対象はあきらかに省共産党委員会であると言われています。

 

北京の時事政治ウォッチャー 

「これら爆発事件の標的はいずれも現政権、現体制に対する不満です。一部陳情者は長い期間問題が解決されないため、絶望したのです」

 

中国共産党の「最高権力の象徴」とされる建築物がいまや各地で標的になっているようです。台湾「中央社」は評論文の中で、2回の爆発事件が伝えているメッセージは明らかで、当局に警告を発していると指摘しています。

 

在米の中国問題専門家張健さんは、中国民衆の反抗は命を惜しまない方法に変わり、これがまさに当局が最も恐れる事であると示します。

 

在米中国問題専門家 張健氏

「山西爆発事件と天安門車爆発事件、最も重要な一点は中国人の反抗が理性的な非暴力な方法から、自分の命を惜しまない、命を代償とする方法へと変わった事。新しい歴史のページが開かれました。これが今後注目すべき所でしょう」

 

中国当局はいわゆる「治安維持」のために空前の人力と経費をつぎ込んでいるものの、社会情勢は安定するどころかますます不安定になっています。庶民は「安心して暮らせない」状況から、いまや命を投げ出して権利を守ろうとしています。2013年は、暴力に訴える集団抗議事件が特に多発した1年でした。

 

例えば2013年4月、タクシー運転手数百人が、警察の不公平なやり方に抗議して、パトカーを横転させました。

 

8月、広西省南寧市、広東省広州市の番禺(はんぐう)区で、地元官僚の汚職腐敗に抗議した村民らが地元政府を取り囲む事件が相次ぎ発生。

 

その後、安徽省でも村民らが地元政府を取り囲み、政府の不作為に抗議しました。

 

10月、重慶市雲陽県で起きた児童わいせつ事件に地元住民の怒りが爆発し、事件に使われた車両と警察車両をひっくり返しました。

 

浙江省千島湖では、村民らが警察車両をひっくり返して、当局の強制土地収用に抗議しました。

 

同じく10月、台風23号の影響で浙江省余姚市が洪水に見舞われた際、地元政府が被災状況を隠蔽したため、市民1万人が共産党書記の退陣を求めました。市民らは地元市政府ビル前の「人民のために奉仕する」と書かれた看板の「人民」二文字を取り外しました。

 

7月20日、広東省で城管に暴力を振るわれ障害者になった出稼ぎ労働者の男性が、北京首都空港で手製の爆発物を爆発させ、負傷しました。男性の兄は大紀元の取材を受けた際、弟は長年陳情しても取り合ってもらえず、生きる道を断たれて絶望した末、自爆の方法を取るしかなかったと述べました。

 

3月10日、広東省の青年黃文勛さんは、「恐れないで」、「共産党を打倒せよ」、「独裁を終わらせよう」「民主中国を建てよう」などと書いたパネルを持って街頭に出ました。黄さんはこの前にも文章を発表し、「中国共産党は白色テロによる脅迫をやめろ。牢獄が我らの信仰を拘束する事はもうできない。我々はいつか必ず恐怖に打ち勝つ」と他の民衆にも恐れないよう呼びかけました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/12/29/atext1032966.html   (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

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