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【禁聞】中国汚職官僚の最大の悩み

2014年01月08日

【新唐人2014年1月8日付ニュース】2013年の暮れ、内モンゴル自治区呼和浩特鉄道局の元副局長・馬俊飛が収賄罪および出所不明の巨額財産の罪で死刑執行猶予を宣告されました。馬俊飛が所有する2軒の家は、総額1億3000万元を超える現金や物で埋め尽くされていたそうです。汚職官僚であふれる中国で、官僚たちの最大の悩みは、横領した金を隠す場所を探す事だそうです。

 

呼和浩特鉄道局の元副局長・馬俊飛が、呼和浩特市内と北京市内に所有する2軒の家の中から、人民元8800万元、419万米ドル、30万ユーロ、2万ポンド、27万香港ドルの現金と43キロの金が発見されました。うち、現金6300万元は出所不明だそうです。

 

馬俊飛は副局長の職に就いてわずか22ヶ月の間に1億3000万元を横領。月平均600万元、1時間あたり1万元を横領した計算になります。

 

一方、馬俊飛の最大の悩みはお金を隠す場所だったそうです。

 

馬俊飛は金や米ドル、ユーロなどの金品を2カ所の家に保管しており、2011年6月になってようやく発覚しました。

 

コラムニストの劉逸明さんは、中国で官僚の財産公開が難しい根本的な原因は、汚職官僚が多すぎるからだと考えます。

 

コラムニスト 劉逸明さん

「中共官僚の腐敗は常態で、清廉な官僚は極めて少なく、ほとんどが汚職官僚で、汚職の額が違うだけです。しかし、官職の高くない官僚がこんな巨額を横領したことにはやはり驚きます」

 

一般市民の田さんは、中国共産党は早期に私有財産を公有化したが、今はそれを利益集団に私有化されていると述べます。

 

市民 田さん

「政府の汚職腐敗は政治体制によるものです。中共は土地の豪族から土地を奪い、資本家の財産を奪い、彼らを自殺に追いやって、成り立ったのです」

 

中国では馬俊飛のように家の中に金品を隠している汚職官僚が少なくないようです。例えば、広東省疾病抑制センター免疫企画所の羅耀星元所長は、汚職した現金を隠すために豪邸を購入。河北省外国貿易庁の元副庁長、李友燦も現金を隠すために別荘を購入しました。

 

北京人権活動家 呉田麗さん

「2年ほど前に北京東城区で局長が1人逮捕されました。彼と息子は家を買いましたが、誰も住んでおらず、行ってみると、部屋は現金で埋め尽くされていたのです。その親子は毎晩そこに金を運んでいたのです。この種の事は中国では珍しくありません」

 

北京の人権活動家、呉さんは、共産党体制下では、汚職がすでに官僚の習慣となり、この流れに逆流する者は排除されるため、誰もが横領する現象が起きていると指摘します。

 

実際、汚職官僚たちは多くの「金の隠し技」を発明しています。例えば、現金を寝室の枕やベッドの下、クローゼットの鏡と板の間に隠す。トイレの換気扇の中、台所の米びつの中に隠すなど。

 

汚職官僚の隠し技は部屋の中に限った事ではありません。元重慶市司法局長の文強(ぶんきょう)は、数千万元の現金を防水用紙に包み、池の底に埋めていました。江蘇省建設庁の元庁長は現金を木の穴や屋根の瓦の下に隠し、さらには肥だめの中からも発見されました。江西省贛州市(かんしゅうし)道路局の元局長は農村に住む兄弟の家の近くにあるゴミ置き場の下に、金庫を隠していました。

 

時事評論家の林さんは、地方の官僚たちが金を隠すのに悪戦苦闘している時、高官たちはとっくに財産を海外に移転させていると指摘します。

 

時事評論家 林子旭さん

「中共は今 至る所に危機をはらんでおり、官僚たちも分かっています。彼らは必死に横領し、手段を尽くして海外に移しています。中共が間もなく滅亡する兆候かもしれません」

 

2012年2月付けの香港誌「動向」によると、中国共産党が内部調査を行った結果、第17回中央委員会、紀律委員会委員および候補委員のうち、直系親族の9割が西側諸国に居住し、居住国の国籍を取得していたといいます。

 

アメリカ政府のデータによると、中国の「部レベル」以上の高官のうち、74.5%の子どもがアメリカの永住権または国籍を持っており、孫の代では、91%がアメリカの国籍を持っているそうです。

 

香港誌「争鳴」も去年、中国の2重国籍取得者は800万人に上ると報道。うち、退任した「省レベル」以上の高官の直系親族はおよそ6万人で、現職高官の直系親族は2万人に上るそうです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/01/04/atext1036778.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/工)

 

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