【新唐人2014年3月24日付ニュース】中台間で締結したサービス貿易協定に抗議し、台湾の学生らが立法院の議場を占拠して6日目の23日、馬英九総統がついに記者会見を開き、学生らに速やかに議場から退去するよう求めました。記者会見では総統への質疑は当初3つだけに制限されましたが、記者らの強烈な抗議によってさらに3つ追加されました。しかし、多くの記者は手を挙げても無視され、最終的に馬総統は記者らの抗議の声の中で、会場を離れました。
馬英九中華民国総統
「学生諸君は速やかに議場から退去し、立法院が正常に運営できるようにしてほしい。これも多数の民意の望むところです」
馬総統はサービス貿易協定の締結は台湾経済の将来のためであると強調しました。また、議場占拠は違法であると批判し、学生との対話を「意味がない」と拒否しました。
馬英九中華民国総統
「これが我々が求める民主主義ですか?必ずしもこんな方法で、法治を犠牲にしないといけませんか?立法院の王院長と官民がサービス貿易協定を正常な議事プロセスに戻し、最適な処理ができるようにしてほしい」
100社近いメディアが集まる記者会見の場で、許された質問は3つのみだったため、記者らの抗議に遭い、また3つが追加されました。
しかし、外国メディアには質問が1つしか許可されなかったため、再度反発を招きました。最終的に、戸惑いを見せながらも、馬総統は記者会見の場を後にしました。
学生らの抗議が総統府まで延焼するのを恐れ、総統府の周辺道路はバリケードで封鎖され、車の通行も規制されています。また、軍は総統府を警護するため、憲兵隊3000人に待機命令を出しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/23/atext1087309.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)