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台湾大学生 行政院長の辞任求める

2014年03月29日

【新唐人2014年3月29日付ニュース】台湾行政院の江宜樺(こう ぎか)院長の指示で、24日、警察当局が行政院に突入した学生らを強制排除した事に対し、台湾大学の学生や卒業生700人が江氏の退任を求めています。江院長は、当時警察は軽く学生の肩を叩いただけだと弁明しましたが、被害学生が暴力を受けた事を証言しました。

 

学生らは台湾大学の教壇に立っていたかつての教授、江宜樺氏の著作に火をつけ、学生らに暴力を振るう国家の道具となって江氏に抗議を示すとともに、江氏の謝罪と辞任を求めました。

 

台湾大学卒業生 李明芝さん

「皆さんがメディアで見たように、多くが殴打され、流血しましたが、江院長は今日謝罪していないうえ、あの日は説得しただけだと嘘を言いました。江院長の度重なる嘘にはもう我慢できません。だから立ち上がりました。江院長の謝罪と退陣を求めます」

 

江院長は24日の強制排除の命令を下した事について、警察は「軽く肩を叩いた」だけだと述べ、王卓釣警政署長も警察は学生の頭などを殴打していないと述べました。学生の言い分も聞いてみましょう。

 

大学生 陳さん

「警察は私たちを持ち上げて、連れて行きました。その過程において、周りを囲むのは十数人の機動隊の警官で、私たちに対して手も足も棍棒も盾も使うのです」

 

民間司法基金会は暴力を受けた学生を探し出し、証言させました。行政院はこのように説明しています。

 

行政院 孫立群報道官

「本当にそのような状況だったのか?もし本当ならば、今の時代、隠すのは無理でしょう。報告書の中にも書かれるでしょう」

 

民進党の立法議員は映像に収められた証拠を提示しながら内政部長に迫りました。

 

内政部長 陳威仁氏

「これは見ていません」

 

民進党 段宜康議員 

「警察が警棒を持って、追いかけ回すのが見えていませんか」

 

内政部長 陳威仁氏

「初めて見ました」

 

国民の安全を守るべき立場にあるはずの警察が却って、丸腰の学生に暴力を振るうこの現状に対して、政府は責任を持つべきだと憤慨します。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/28/atext1090360.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/工)

 

 

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