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李登輝元総統「馬政権には誠意がない」

2014年04月04日

【新唐人2014年4月4日付ニュース】台湾行政院が「経済貿易国是会議」と「両岸協定監督条例」の草案を作成し、実現に向けて検討していることについて、立法院議場の占拠を続けている学生からは「適当にごまかしている」と批判されています。李登輝元総統は、講演会に出席した際、馬英九政権は問題解決の誠意がないと批判しました。

 

元中華民国総統 李登輝氏

「すでに17日です。天気もあまり良くないし、食事や睡眠の問題など、もっと学生を理解せねばならない。かわいそうすぎる。涙が出ます」

 

議場占拠を続けている学生らに心を痛めつつ、馬英九政権には誠意を持って、本気で問題解決に臨んでほしいと述べました。

 

元中華民国総統 李登輝氏

「学生運動はサービス貿易問題以外にも民主制度の運営失敗を意味しています」

 

1990年の「野百合学生運動」の際、当時の李登輝総統は抗議の6日目に、学生らが座り込んでいる中正記念堂を訪れ、学生代表を総統府に招き入れ、対話を行ないました。馬英九総統には、学生と向き合って、民衆の声に耳を傾けてほしいと呼びかけます。

 

元中華民国総統 李登輝氏

「彼らを見に行けばいいのです。訴えているものは何か、それから解決すればいいのです」

 

今年91歳の李元総統は、当時の民主改革の過程や中国の経済をもっての台湾政治への圧迫について、1時間近く立ったまま演説を行ないました。自らが手がけた台湾のこれまでの民主化を第1次民主改革と表現し、「すでに限界に達しているため、第2次民主改革が喫緊(きっきん)の課題である」と述べました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/04/04/atext1095280.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/工)

 

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