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「終わりではない」台湾学生議場から撤退

2014年04月11日

【新唐人2014年4月11日付ニュース】中台間のサービス貿易協定に反対して立法院の議場を占拠し抗議を続けていた学生らが、10日午後6時、議場から撤退しました。学生らは3月18日の占拠から585時間を議場で過ごしました。立法院の外ではおよそ1万人が議場から出てくる学生らを迎え、ひまわりの花を交換し合いながら、今後は各地で花を咲かせる事を願いました。

 

立法院から撤退する前に、学生らは「人民議会意見書」を読み上げました。

 

議場内の学生

「人民こそが偉大なる立法者である、総統、行政院長、立法委員の権力は人民が与えたものである。人民の声に耳を傾け、人民のリードを受け入れてください」

 

3月18日の立法院占拠から585時間。20日間議場を守り抜いた学生らが10日午後6時、撤退を始めました。学生らの撤退後は警察が議場内に進駐しました。

 

立法院の外では、およそ1万人が「民主を守る」、「サービス貿易協定撤回」、「守りから攻めへ」、「至る所に花を咲かせる」などのスローガンとともに学生らを迎えました。「至る所に花を咲かせる」意味で、ひまわりの花が議場の外の人たちに伝えられました。

 

舞台の上ではNGO団体、物資チーム、翻訳チーム、充電チームなど複数のボランティアグループが、心の中の感動と決意を語りました。

 

ボランティア

「私たちが期待しているのは毎回の小さな力で、毎回の公民の小さな覚醒で、毎回の皆の心からの叫び声で、毎回の街頭運動で、我々の小さな力でこの巨大な邪悪に打ち勝つ事です」

 

「始まりであって、終わりではない」。ひまわり学生運動は終焉ではなく、今後は草の根運動を展開し、全国の至る所に種を撒き、花を咲かせる決意を胸に、学生らは議場を出て、社会に戻りました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/04/10/atext1099836.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)

 

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