【新唐人2014年04月26日】4月25日、北京市公安局がいわゆる対テロ訓練を行いました。100人ほどの手に棍棒を持った抗議民衆を、盾を持った警察600人が退散させる訓練でした。この事が伝わると、中国のネットではたちまち非難の声があがりました。
中国メディアの報道によると、訓練では100人ほどが抗議する民衆に扮し、長い棍棒をもち、スローガンを叫びながら、車を横転させ、可燃物やタイヤに火をつけました。現場に駆けつけた警官隊は高圧放水、煙幕弾などで抗議民衆を退散させました。
北京市公安局のミニブログ(微博)によると、今回の訓練は「テロや暴動」に対する処理能力のテストおよびその向上のためだそうです。この情報が伝わると、たちまち輿論の批判や疑問の声を招きました。
「権利運動」の発起人、胡軍さんは、当局は民衆を敵に想定して訓練を行っているが、10億を超える民衆に対処しきれるのかと疑問を呈します。
「権利運動」の発起人 胡軍さん
「政府自体が非合法なもので、強盗からなる。犯罪集団なのだから当然庶民はその敵であり、強奪の対象であり、迫害の対象なのです」
中国の弁護士、唐荊陵さんは、中国に動乱をもたらしているのはまさに中国共産党自身であり、この種の訓練は民衆の反発精神を刺激するだけだと述べます。
中国の弁護士 唐荊陵さん
「権利を守るための事件がますます多くなり、抗議事件が確かに増えています」
「当局が一方的に暴力で抑え、政治異見者や信仰者を鎮圧しているからです。決して民間の大きな力が中共に挑んでいる訳ではありません」
唐弁護士は、中国の人々は中国共産党のような倒行逆施の政権に対して、ずっと我慢して来たが、もはや限界に来ているので、仕方なく立ち上がったと述べます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/04/26/atext1105787.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/田)