【新唐人2014年6月3日付ニュース】現在、カナダでは共産主義被害者の慰霊碑のデザイン案が募集されています。これは政府も支持しており、５月30日、ハーパー首相は資金調達パーティーに出席し「共産主義は最も致命的な思想の疫病だ」と語り、慰霊碑の意義を強調しました。
オタワに建設される予定の共産主義被害者の慰霊碑は、「自由の称賛」という組織が2008年に提案し、2010年、政府の支持を得ました。
政府はすでに150万カナダドルの出資を決め、ハーパー首相は５月30日、飛行機でトロントに向かい、資金調達パーティーに出席しました。
ハーパー首相は、「共産主義は致命的な思想の疫病であり、慰霊碑は自由と平和が戦いと犠牲で得たことを後代に語り継ぐ」と語りました。
カナダ ハーパー首相
「歴史は我々に教えてくれました。理想郷を約束したイデオロギーは地獄を招いたと、よってこの慰霊碑が必要なのです。『自由の称賛』の努力に感謝します。最も致命的な思想の疫病—共産主義による、被害者の名前と物語を忘れません」
ある研究によると、共産主義により過去100年で、１億人が亡くなりました。中国では共産党が8000万人の罪のない中国人を殺したと言われています。
カナダ ハーパー首相
「永遠に忘れてはなりません。これはただの数字ではありません。彼らは母であり、 父であり、息子、娘、友人と近隣住民なのです。彼らの未来、能力、希望が奪われました」
「カナダは歴史の教訓を忘れない」と首相は語りました。
カナダ ハーパー首相
「カナダの外交政策は我々の最高価値を体現しています。カナダは基本的な自由を守り、広めます。その価値観を脅かすことに反対します」
これまで、チェコやアメリカなどで、共産主義被害者の慰霊碑が建設されています。カナダの慰霊碑は現在、デザイン案を募集中で、早ければ、2015年の夏に落成する予定です。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/06/01/a1113393.html（中国語）
（翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李）
