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「中台にとって大きな一歩」海外メディアの反応は冷淡

2014年06月27日

【新唐人2014年6月27日】中共国務院・台湾事務弁公室の張志軍主任が6月25日から4日間にわたって台湾を訪問しています。中国国営メディアは歴史的意義があると持ち上げていますが、イギリスのBBCを含め、外国メディアの見方は非常にシビアで、中共のプロパガンダだと批評しました。

 

国務院・台湾事務弁公室の張志軍主任の台湾訪問は、中国国営メディアに「張の小さな一歩は、中台にとって大きな一歩だ」と絶賛されましたが、実は、台湾人の激しい抗議に遭っていました。

 

日本の英字雑誌、「ザ・ディプロマット(The Diplomat)」は張主任の訪台について、中台のサービス貿易協定(両岸服務貿易協定)に反対する「太陽花学運」と呼ばれる学生運動が影を落としていると指摘します。今回、張主任が台北を訪問しないのは、市民の激しい抗議を避けるためだそうです。また予期せぬ事態を案じた国民党は、この訪問計画を少なくとも1度は延期していました。

 

BBCも、「中国国営メディアは張主任の訪台を大々的に報道したものの、張主任は馬英九総統と会見せず、高雄(カオシュン)市長を訪問した。これは、市民派を印象付けるだけでなく、中共は国民党や馬英九に反対する市民のうねりに考慮し、民進党との関係を模索し始めたのだろう」と伝えました。

 

BBCテレビ

北京は台湾と協力関係を築く前に、台湾人の不安を解くべきです。

 

BBCの2分ほどのニュースには、張志軍の画面は少ない一方、3月から4月に起きた学生運動の画面を映しました。そこからは台湾の民主と自由を守ろうとする市民の願いが見て取れます。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/06/27/a1119298.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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