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【禁聞】借金逃れのため ろう人形で死を装った男

2015年04月27日

 

【新唐人2015年04月27日】先日、江蘇省のある男性が巨額の負債を返済できなくなったため、自分にそっくりのろう人形を作って、事故死を装いました。衝撃的なニュースですが、実績を作ろうとした官僚や政権に固執する指導者が作り上げたでっちあげに比べれば、大したことはないという指摘も聞かれます。

 

大陸メディアの報道によると、ろう人形を使って事故死を装ったのは、「陸」という名字の37歳の村民です。十数年前、両親から養殖場を受け継ぎましたが、商売がうまくいかず、300万元の巨額債務を抱え、返済できなくなりました。

 

4月9日、陸さんは上海に行き、1万9000元で自分にそっくりのろう人形を注文して作りました。そして死ぬと言って両親を脅し、この芝居に加担させました。11日、陸さんは養鶏場で感電死を装うと、ろう人形を遺体保冷庫に入れました。真相を知らない親戚は、その顔を拝みに来たそうです。

 

14日、親友に促されて「遺体」を火葬したところ、遺骨がなかったため、陸さんの両親が詰問されました。両親の告白で、この芝居がばれると、陸さんはすぐに派出所に自首しました。

 

香港の「アップルデイリー」は、中共の教育によって、平気でとんでもないウソをつく中国人が創り出されたと指摘しました。陸さんの行為について、目的のためなら手段を選ばず、ウソが当たり前になっていることを反映していると斬り捨てています。しかし評論家は、この事件の背後にはもっと深い原因があると語ります。

 

評論家 邢天行さん

「中共政府はどの階級の官僚も腐敗しており、責任を果たしていません。庶民のために豊かになる道を作ったり、彼らの利益を守ったりすることができません。結局は中国の体制が生んだ事件です」

 

邢天行(けい てんこう)さんは陸さんについて、ウソにまみれて育ち、追い詰められてこのような行為に及んだのだろうと述べます。確かに非難されるべきだが、実績作りのために高官がついたでっち上げは、はるかに及ばないと指摘しました。

 

大陸メディアの報道によると、2007年、当時の温家宝首相が油田を視察した際、中国石油天然気集団の蒋潔敏(しょう けつびん)会長は、「油田の実際の埋蔵量は75億バレルに達する」と温首相に伝えましたが、実際のところ、採掘できる埋蔵量は最初に宣伝した10億トンの5分の1に過ぎず、蒋潔敏会長の予測の端数に過ぎない」そうです。

 

「捜狐(ソフー)財経」もかつて、1998年5月27日、当時の朱鎔基(しゅ ようき)首相が安徽(あんき)省の食糧備蓄を視察しに来た際のことを報道しました。当時、その食糧庫はほぼ空でしたが、朱鎔基首相の視察に対応するため、地元の官僚200人あまりが4日間も徹夜で、ほかの倉庫から1000トン以上の食糧を運び、食料庫をいっぱいにしました。

 

評論家 邢天行さん

「江沢民の執政以降、社会全体が腐敗し、利益の淘汰制度を実行されました。真実を言った官僚は淘汰されるのです。社会全体がウソに満ちるようになりました」

 

しかし、これは大陸メディアが暴露した官僚のウソに過ぎません。中共当局のでっちあげは世界を驚愕させました。2001年1月23日、官製メディアの新華社は法輪功学習者5人が天安門広場で焼身自殺したと伝えました。しかしその年の8月14日、国際教育発展組織は国連の会議で、「天安門焼身自殺」事件は、中共当局の「国家テロ」だと厳しく非難し、「焼身自殺事件の映像を分析したところ、事件自体が政府の自作自演である」との声明を発表しました。これに対し、中共の代表団から釈明はありませんでした。

 

評論家 邢天行さん

「究極のでっちあげは天安門焼身自殺事件です。あれは世紀のウソです」

 

2003年11月8日、天安門焼身自殺事件を分析した新唐人テレビ制作のドキュメンタリー、「False Fire(フォールス ファイア)」が第51回コロンビア国際映画祭で栄誉賞に輝きました。映画では、人々が法輪功に憎しみを抱くよう、江沢民が法輪功にぬれぎぬを着せたことを明かしています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/25/a1193102.html (中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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